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「国宝」数奇な運命の末に頂点を極めた歌舞伎役者の栄光と挫折を描く【カルチャールーム】

(C)吉田修一/朝日新聞出版 (C)2025映画「国宝」製作委員会
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国宝 公開中

吉田修一のベストセラー小説を李相日監督が映画化。『悪人』『怒り』に続くタッグで重厚な人間ドラマを描きます。

1964年。ヤクザの組長の息子・喜久雄(吉沢亮)は両親を失い、彼の歌舞伎役者としての素質を見抜いていた上方歌舞伎の大物・花井半二郎(渡辺謙)に引き取られます。
半二郎の息子・俊介(横浜流星)と兄弟のように育った喜久雄は、共に歌舞伎界を支える存在になりますが…。

歌舞伎の舞台裏の素晴らしさだけでなく陰の部分もしっかり描き、最後までダレません。
実力派の主演2人は、見た目も内面も見事な女形役者ぶり。
怖さも漂う俊介の母役の寺島しのぶは歌舞伎の名門の出であり、最高のはまり役です。
一人の男のドラマと“業界もの”的な面白さが合体した、迫力に満ちた作品です。

(フリーライター 上妻祥浩)

上映館

※スケジュールは各館にお問い合わせください

  • TOHOシネマズ熊本サクラマチ・はません・宇城・光の森
  • イオンシネマ熊本
  • 熊本ピカデリー

記事内の情報は掲載当時のものです。記事の公開後に予告なく変更されることがあります。

(C)吉田修一/朝日新聞出版 (C)2025映画「国宝」製作委員会

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この記事を書いた人

映画解説・研究者、フリーライター。映画検定1級。熊日から「週刊文春CINEMA」まで神出鬼没。RKKラジオ「ニュース515プラス」毎月第1金曜日に出演中。家ではチワワとウーパールーパーの飼育員。『シン・ゴジラ』に出ていることだけが自慢。

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