賢く手抜きを♪ 残暑を乗り切る「常備菜レシピ」5選

暦はもう秋なのに、まだまだ暑い日が続きそう。夏バテや食欲不振という方も多いのでは? そこで、簡単に作れておいしく、体にもいい常備菜5品を、自然食料理家のかるべけいこさんに教えてもらいました。賢く手を抜きながら、食べて元気になるレシピです!


「食のアトリエかるべ」主宰。福岡県出身。中村学園大学食物栄養学科を卒業後、南阿蘇村に移住。自家菜園の無農薬野菜で作る自然食料理に目覚める。全国で料理教室の講師として活躍中。
あったら便利!! 簡単、おいしい、常備菜
手作り常備菜で体を元気に
日々の食事の基本は、炭水化物とタンパク質、脂質をバランスよく取ること。良質な油を摂取することも大切です。できれば手作りした料理をきちんと食べることが、夏バテ対策に効果的です。
ただ、暑い毎日が続くと、毎回の食事にあまり手間をかけたくないですよね。そんな時に重宝するのが常備菜。冷蔵庫に1〜2品あるだけで台所に立つ時間が少なくて済み、気持ちも楽になりますよ。また、冷蔵庫から出してそのままテーブルに並べるだけでなく、ちょっと手を加えれば別のメニューに早変わりするので、飽きずに食べられます。
今回紹介した料理はいずれも、冷蔵庫で5日〜1週間ほど持ちます。保存する際は、容器に付いた水気をしっかり拭き取っておくと、傷みにくくなります。特に、麹を使う際は、雑菌を生まないように瓶を消毒してください。そして、常備菜を取り出す時は清潔なお箸を使いましょう。


冷蔵庫で寝かせておくだけ 麹の効果でまろやかな味わい
薬味の麹(こうじ)漬け


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保存は、アルコール消毒か煮沸消毒をした瓶で。しょうゆを注いだら、箸やスプーンで材料を上から押さえ、全ての材料をしっかりとしょうゆに浸してください。麹と薬味を使った後に残るしょうゆは、麹が入っているためまろやかな味わい。香味しょうゆ感覚で、薬味と一緒に冷ややっこや納豆、ぶっかけうどんにもどうぞ。キュウリやナスとあえれば、即席漬けにも。


オクラ&ヤマイモの”ネバネバパワー” 箸休めやお酒のおつまみに
おくらと山芋のさっぱり漬け


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オクラは、カロテンやビタミンB1・B2、ビタミンC、カルシウム、カリウム、マグネシウムなどを多く含み、体の免疫力を高めてくれる野菜です。ゆでると栄養分が流出してしまうため、蒸し煮するのがおすすめ。
一方、ヤマイモはビタミンB群やビタミンC、カリウムなどのミネラル、食物繊維をバランスよく含む優れものです。滋養強壮効果が高いほか、老化や肌荒れの予防、疲労回復などの効果も期待できます。
短時間で蒸し煮し、栄養逃さず おつまみにも、ご飯にも合う
ゴーヤの梅干し入り佃(つくだ)煮


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佃煮といえばじっくり煮るイメージですが、短い時間で栄養分を逃さず作る料理です。お酒のおつまみにも、ご飯にも合いますよ。
ゴーヤの苦みには、食欲増進のほか、肝機能を高めたり、血糖値を下げたりする効果があります。また梅干しは、クエン酸の働きが疲労回復や食欲増進の効果を発揮。さらに、整腸作用や老化防止に役立つ乳酸菌を多く含むほか、カルシウムの吸収を促す働きも持っています。その一方で、塩分が多いので取り過ぎには注意を。
クミンの香りがスパイシー サンドイッチにたっぷり挟んで
人参のクミンラペ


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ニンジンに含まれるカロテンは、免疫力を高め、皮膚や粘膜を強くする働きを持っています。ニンジンは皮のすぐ下に栄養を一番多く含むため、皮はむかずに調理を。火を通したり、酢と組み合わせたりして調理すると効果的に摂取できます。
完成したラペはクミンのパンチが効いた味なので、他の調味料は不要。サンドイッチの場合は、ハムやサラダチキンなどを一緒に挟めば、タンパク質も取れますよ。ニンジンを細く切るのがおいしく仕上げるポイントなので、包丁が苦手な方はスライサーを使いましょう。


ピリ辛味で食欲を刺激! 用途広い“万能常備菜”
坦々肉味噌


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脂身の少ない赤身肉の豚ミンチを使うと、タンパク質と豚肉のビタミンB1の作用でうま味たっぷりの疲労回復食に。唐辛子の辛味成分・カプサイシンの効果で代謝もアップ! 汁なし担々麺に使ったり、キュウリとあえたり。ご飯のお供やおにぎりの具などにも活躍してくれます。