“ちょこっと”リラックスできる場に 里親家庭が当たり前になる社会へ【すてきびと】

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くまもと里親Fika(フィーカ)ちょこっと
中村 恭子さん


1968年、福岡県生まれ。1993年、教誨(かい)師の夫と結婚、2003年熊本へ。3人の実子を持つ。2017年から養育里親として2児を育てる。里親家庭を支援する認定NPO「優里の会」と連携し、里親家庭を支援する新事業「くまもと里親Fikaちょこっと」立ち上げ、運営に取り組む。
さまざまな理由で親と暮らせない子どもは全国で約4万2000人、熊本では約650人に上るといわれています。現在、2児を養育する中村さんは自身の経験から、里親家庭をサポートする仕組みづくりの必要性を痛感。「くまもと里親Fikaちょこっと」のスタッフとして、里親家庭の子どもの短時間預かりや里親制度への理解を広げるための講演活動などに力を注いでいます。
里親家庭はまだまだ一般的ではなく、正しい理解が得られているとは言えません。「里親家庭で暮らす子どもたちが安心して暮らせることはもちろん、里親家庭の子育てがもっと楽しくなるように子育てに関わってくださる方を増やし、数時間だけ子どもを見てもらいたい、家族の予定が合わずに送迎を頼みたいなど、どこの家庭でも起こり得る日常に柔軟に対応でき、リラックスできる場をつくりたい」と語ります。
『Fika』とはコーヒーブレイクの意味。事業キャラクターには、群れで協力して子育てをするミーアキャットを採用しています。「里親家庭が当たり前の家庭の一つと認識され、皆で支え合える社会になってほしい」


Information
「くまもと里親Fikaちょこっと」の情報は、下記HPから
satooyafika
くまもと里親Fika(フィーカ )ちょこっと
「くまもと里親Fikaちょこっと」事業は、私たち里親の声からはじまりました。 里親家庭で暮らす子どもたちが安心して暮らせるように、もっと里親制度を正しく知ってほしい…