自分に合った学び方を選ぼう

近年、学びのスタイルが多様化し、中学卒業後の進路は全日制高校だけではなくなっています。選択肢の一つとして注目されている通信制高校、サポート校・技能連携校の概要を説明します。また、主に小中学生が通うフリースクールもご紹介します。
[通信制高校]学習する場所は”自由”
「通信制高校」はその名の通り、インターネットなどの通信手段を使って高校卒業資格の取得を目指す学校です。単位制の場合が多く、学年の区別もないため留年を気にすることなく学べるのがメリット。自学学習が中心で修得単位などの必要条件を満たせば、全日制高校同様3年で卒業できます。
学習する場所は自由で、必修科目以外は好きな科目を選択することもできます。校舎などを備えているケースもあり、在宅学習以外に一定日数通学することが可能です。転入・編入を受け入れている高校もあります。
[サポート校・技能連携校]学習面や生活面を支援
「通信制高校」は学習する場所や時間を限定されない一方で、自己管理が求められることがあります。「サポート校」や「技能連携校」は、その難しさをカバーしてくれる民間教育機関です。
入学と同時に提携している通信制高校にも入学。学習指導や進路指導のほか、生活面やメンタル面などもサポートしてくれるのが特徴です。
一般的なサポート役・技能連携校の特徴
希望に沿う学習スタイルを選択
全日制高校同様、通学しながら授業を受けられる。希望に応じて登校日数や指導スタイルを選択可能
学校行事やイベントが多彩
多くの学校行事やイベントがあるので、学校生活の思い出や友人もできる
[フリースクール]学校に代わる居場所に
「フリースクール」は一般的に、何らかの理由で学校に通えない、行きたくない不登校の子どもに対し、学習や教育相談を提供している民間施設を指します。義務教育期間中は、もともと通っていた学校に籍を置いたままフリースクールに通うことになります。


一般的な通信制高校の学習の流れ
- レポート(添削指導)
- 教科書に基づき自宅で学習。郵送やオンラインで課題を提出し、先生が添削。科目により提出の回数が決められている
 
 - スクーリング(面接指導)
- 最低でも月1~2回、高校もしくは協力校、スクーリング会場に登校し、直接、先生の指導を受ける
 
 - テスト(単位認定試験)
- 学期末または学年末に実施。合格することで単位が認定される
 
 - 特別活動
- ホームルーム活動のほか、入学式や卒業式、修学旅行などの学校行事への参加。卒業までに合計30単位時間以上の参加が必要
 
 
「通算3年以上の在籍期間」「修得単位が合計74単位以上」「特別活動に30単位以上参加」を満たせば卒業認定

	





				













