川尻刃物|料理をするのが楽しくなるストレスフリーな切れ味【くまもと手づくりCollection】

ライター直が見つけた、風土や歴史の中で生まれ、伝統を守り続けている工芸品や、”今”を感じさせる手づくり品などを紹介していきます。 (随時掲載)
目次
#088 川尻刃物/熊本市
丈夫さと切れ味の良さが魅力の川尻刃物。その歴史は室町時代にさかのぼるほど古く、川尻の水運とともに発展してきました。鎌などの農具も多く作られていましたが、最近は文化包丁や菜切り包丁、出刃包丁などが主です。
熊本市くまもと工芸会館で制作を続ける琉子(りゅうし)雅紹さんは、今では数少ない川尻刃物鍛冶職人の1人。軟鉄といわれる柔らかい地金に硬い鋼を挟み込んで1000度に熱した後、機械や手でたたいて鍛錬を繰り返す「割り込み鍛造(たんぞう)」という手法を守ります。「刃先から3分の2まで鋼が入っているのが川尻包丁の特徴。刃先が欠けても研ぐことで長く愛用できます」と琉子さん。同会館で制作の様子を見学することもできますよ。
取材先
熊本市くまもと工芸会館(南区川尻1‐3‐58)
問い合わせ
熊本市くまもと工芸会館
| TEL | 096-358-5711(9時〜17時、休/月曜、祝日の場合は翌日) |
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