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【セカンドライフ熊本2025】親世代との旅行を楽しもう

高齢の親を旅行に招待して日頃の感謝を伝えたい―。そう思う現役世代は多いのではないでしょうか。親世代との旅行の計画を立てる際に気を付けたいポイントについて、旅行代理店の担当者に聞きました。

目次

宿選び、観光地巡り、休憩の確保… 「主役の親」に合わせた計画づくりを

「親と旅行する機会は、年を重ねるごとに貴重になっていきます。そんなかけがえのない時間を楽しむためには親の体力に合わせてプランを立てることが大切です」と話すのは阪急交通社熊本支店の工藤和伸さん。

宿選びは特に気を使いたいもの。

  1. バリアフリーに対応している
  2. 館内での移動の負担を減らすためにエレベーターから近い部屋を手配できる
  3. 大浴場の利用が難しい場合は、露天風呂付きの部屋や家族風呂がある

―などがポイント。食事は「取りに行く手間がかかるバイキング形式は避け、コース料理や部屋食を選ぶのがおすすめ」(同)。

行程は無理しないことが肝心。観光地巡りは1日2カ所程度に抑え、トイレ休憩を小まめに設けるよう配慮。また、親の生活のリズムを崩さないよう、宿へは早めにチェックインするのがベターです。

「旅行の主役は親ということを念頭に、思い出深い旅を楽しんでください」と工藤さん。旅先でのゆったりした時間は、終活などの大切な話をするきっかけになるかもしれませんね。

教えてくれた人

観光地だけでなく休憩も行程に組み込みましょう

阪急交通社 熊本支店 工藤 和伸さん
阪急交通社 熊本支店 工藤 和伸さん

高齢者との旅 楽しく過ごす5つのポイント

体への負担少ない宿選び

エレベーターの近くの部屋をリクエストするなど、体への負担の少ない宿選びを

食事はゆったりした形式で

バイキングは避け、部屋食やコース料理などゆっくり食事ができるスタイルに

観光地巡りは無理せずに

観光地は1日2カ所程度に抑え、無理のない余裕ある日程にしよう

もしもの備えを万全に

常備薬や保険証のコピーを携行し、もしもの場合への備えを万全に

親のペースで早めの行動

チェックインは早めに済ませ、食事や入浴の時間を十分確保できるよう配慮


Q&A

旅行に行くタイミングや、特別な思い出を作るためのアイデアを教えて

感謝を込めてサプライズを用意。思い出の地の再訪もおすすめ

親の結婚記念日や古希などの節目に合わせた旅行はいかがでしょう。宿泊先に感謝のメッセージを添えたケーキなどを用意してもらったり、記念写真を撮影したりするサプライズも喜ばれます。また、家族で昔訪れた場所を再訪すれば、当時の思い出話に花が咲き、親子の絆が一層深まります。(工藤さん)

旅行にあまり慣れていなくて、個人で計画を立てるのはハードルが高いです

シニア向けが多い最近のツアー。余裕のある行程が人気です

旅行会社が企画するツアー利用もおすすめです。バス移動や宿泊施設、観光地の手配を全て任せられるため、計画の負担が大幅に軽減されます。こういったツアーは高齢の方の利用が多いため、行程もゆったり組まれ、休憩時間も十分に確保されています。プロに任せる安心感は大きいでしょう。(工藤さん)

記事内の情報は掲載当時のものです。記事の公開後に予告なく変更されることがあります。

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この記事を書いた人

熊本市を中心に31万部戸別配布のフリーペーパー「くまにち すぱいす」がお届けする、熊本の暮らしに役立つ生活情報サイトです。

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