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【555号】すてきびと – 県介護支援専門員協会会長 土屋 政伸さん

土屋 政伸さん
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在宅避難の高齢者と行政を橋渡し 実情に合った切れ目ない支援を目指す

土屋 政伸さん
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1967年、五木村出身。県立球磨農業高校(現南稜高校)卒業後、山崎製パン京都工場勤務。老健施設でのボランティア活動を機に福祉を学ぶため帰熊。各種資格を取得し施設や病院に勤務。2013年、介護老人福祉施設「こうしの杜」施設長に。合志市在住。

7月の豪雨災害の発生当初から、球磨村を拠点に高齢者の生活支援を続けています。「その人が歩んできた人生をリスペクトする」を信念に、一人一人に寄り添います。

災害発生の翌日には250ccのバイクで被災地に入り、車が折り重なり流木が家に突き刺さった状況に、「ぼうぜんと立ち尽くし言葉を失った」と言います。泥かきなどの作業が落ち着くと、まず在宅避難をする1人暮らしの高齢者の戸別訪問を始めました。

「他人に迷惑をかけたくない」と遠慮しがちな高齢者の不安な気持ちをほぐそうと、肩に触れ手を握りながら持病や自宅の再建、家計などについてさりげなく聞き取りました。熊本地震の際、家にこもりがちになったことで認知症が悪化したケースを見てきた経験から、災害時に限った介護サービスの手続きの簡素化や迅速な対応を行政に求め、実現。「生活や心身の負担を減らし、高齢者の孤立を防ぎたい。今後も訪問を続け、被災者の実情に合ったサポートができているかモニタリングするなど、切れ目のない支援を目指します」

Time Schedule

  • 6:00 起床、朝食
  • 7:00 出勤。施設の片付けや掃除をする
  • 9:00 勤務~会議の準備、打ち合わせ
  • 17:00 勤務終了
  • 18:00 会議
  • 21:00 帰宅。夕食後、講義の準備など
  • 24:00 就寝

Information

福祉を学んだ恩師の言葉「この世に忘れ去られる人をつくってはならない」を胸に支援に取り組んでいます。

記事内の情報は掲載当時のものです。記事の公開後に予告なく変更されることがあります。

土屋 政伸さん

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この記事を書いた人

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