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“食”への関心が未来をつくる|農学研究者・起業家 中島勇貴さんのキャリアストーリー

[農学研究者・起業家]中島 勇貴さん(28歳)
中島 勇貴さん

進路を選ぶことは、未来をつくる第一歩。
熊本で活躍する先輩たちに、どんなきっかけで道を選び、どう働いているのかを聞きました。
迷う今こそ、自分の“好き”が未来につながるヒントを見つけてみませんか。

目次

乳酸菌研究と起業で切り拓く未来

PROFILE

[農学研究者・起業家]中島 勇貴さん(28歳)
1997年生まれ。福岡県立門司学園高から、東海大農学部食生命科学科に進学。乳酸菌や発酵食品の研究を進め2021年、同大の木下英樹准教授と共にベンチャー企業「プロバイオ」設立。植物由来の乳酸菌を使った商品を開発、販売。現在、日本学術振興会特別研究員として研究に専念。来年、同社代表に復帰予定。

 “食”への興味が農学の道を開いた

中島さんは乳酸菌の研究成果を消費者に届ける東海大発のベンチャー企業「プロバイオ」を立ち上げた一人です。中・高校時代、陸上競技に打ち込み、体を作る土台となる食への興味から東海大農学部に進学。そして、入学直後に熊本地震で被災し、避難生活の中で「改めて食の大切さを痛感した」と言います。

研究と起業で広がる世界

その後、発酵に興味を持った中島さんは大学院に進み、乳酸菌の研究に没頭。修士課程修了前の就職活動の面接で研究を否定されたことを発奮材料とし、研究室の木下英樹准教授と起業を決意しました。現在は国の特別研究員として乳酸菌の研究に専念し、来年、会社代表に復帰する予定です。

学びの広さと自分で切り拓くキャリア

「農学部は動植物の生産だけでなく、予防医学や環境に関する研究などもあり、学びの領域の広さに驚かされます」と中島さん。「学校は、どの道を選んでもそれは入り口に過ぎません。自分の肌で感じたことを信じ、突き進めていくことが大切で、多くの人との出会いが世界をさらに広げてくれると思います」

キャリアメモ

高校
大学院(修士課程)
起業
大学院(博士課程)
国の特別研究員

記事内の情報は掲載当時のものです。記事の公開後に予告なく変更されることがあります。

[農学研究者・起業家]中島 勇貴さん(28歳)

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この記事を書いた人

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