紫外線対策を確実に!子どもの夏のスキンケア【子育てラボ】

目次
[VOL.562]知る・学ぶ
外での活動が増えるこれからの季節は、紫外線が気になりますよね。紫外線がもらたす影響や子どもの夏季のスキンケアについて、熊本大学大学院生命科学研究部助教の柏田香代さんに聞きました。
正しい知識で、上手に紫外線と付き合いましょう!


皮膚病態治療再建学講座 助教
柏田 香代さん
子どもにも影響がある紫外線
紫外線を浴びることで将来の皮膚がんや目の病気のリスクが指摘されています。屋外に出る機会が多い子どもの時から紫外線対策をしましょう。


ただし、怖がりすぎるのも注意!
骨の成長に欠かせない「ビタミンD」を生成するには、短時間の日光浴が必要です。小中学生は登下校程度の時間でOK。乳幼児期は直接強い日差しが当たらないようにして1日に十数分の外気浴を。


夏も「洗浄」「保湿」を!
子どものスキンケアは年間を通して「洗浄」と「保湿」が基本。保湿は1日2回、保湿剤を全身にのせるように広げます。乳児期から習慣付けておくと、皮膚トラブルが起こりにくくなります。


紫外線対策のポイントは?
外出は紫外線が弱い時間帯に
夏は10時〜14時の4時間で1日の約70%の紫外線量になるといったデータもあるので避けて。
日差しを浴びない工夫を
日陰では紫外線が50%カットされるため上手に利用を。日が当たるときは帽子や衣類でカバーし熱中症に注意します。


日焼け止めを正しく活用
子どもには「ノンケミカル」「紫外線吸収剤フリー」表記のものがお勧め。薬剤を洗い流しやすいものをセレクトしましょう。説明をよく読み、適量を塗り広げます。鼻の頭、肩、背中の上部は念入りに。可能であれば2、3時間おきに重ね塗りをしましょう。

