芳文・熊本市南区│「江戸時代後期」に建てられた元酒蔵内でいただく、ご馳走ハンバーグ!

国道3号線沿いにひときわ目を引く白い大きな建物、それが今回ご紹介する「芳文(ほうぶん)」です。
170年前、江戸時代後期に建てられた酒蔵を移築・リノベーションしたレストランで、趣のある空間とモダンなアートが絶妙にマッチ。特別な時間を過ごしたいときにぴったりのお店です。
ランチはリーズナブルに、夜はコース料理でゆったりと。
幅広いシーンで楽しめることから、地元の方はもちろん、遠方から訪れるお客さんも多く、いつもにぎわいを見せています。今回は、「芳文」の魅力をたっぷりとご紹介します。
170年の時を経たモダンで素敵なレストラン


レストランの「芳文」は、御船町の豪商・板屋(上田家)が、江戸時代後期の安政2年(1855年)、御船川添いに建てた酒蔵を移築・復元したもの。なので、「板屋の酒蔵」とも呼ばれています。
現在と過去を比較してみましょう!
この写真の右側が移築前 御船川添いにあった「板屋の酒蔵」。


そして、こちらが移築されてレストランとなった現在の姿(芳文)です。


御船川添いにはこのように白壁の酒蔵が立ち並んでいましたが、今から40年前の1985年、全て廃業に。
この建物でも昭和19年まで、日本酒「頂鶴」を製造・販売されていたがそう。なので、この移築・復元された元酒蔵は、当時の面影を残す貴重な存在です。
正面の小さな扉を抜けると…


別世界が広がります・・・!


大きく立派な梁や柱、一定の温度を保てるように考えられた、風通しの良い天井や窓。原則、当時のまま。モダンで、なんだかうっとりする空間です。


ハンバーグランチはサラダ・スープ・デザート・ドリンク付き


ランチタイムは長めがうれしい11時~16時で、一番人気は写真の「ハンバーグランチ」。
メインの手作りハンバーグにライスかパンが選べ、サラダにスープ、日替わりのデザートと選べるドリンクがついてなんと1,380円とコスパも最高です!
また、ハンバーグのソースはなんと「照り焼き」「チーズトマト」「デミグラス」「ポン酢」の4種類から選べ、ハンバーグはもちろん、ソースも全て自家製です。
写真は店長おすすめの「照り焼き」ソース!


とろ~り濃厚で甘じょっぱい「照り焼き」ソースが、手作り「ハンバーグ」によく絡み、上にかかったわずかな「辛子マヨネーズ」もいいアクセントに。肉の旨味が引き立ち、ご飯がすすみます♪
「ハンバーグ」は、粗挽きと細挽きの割合にもこだわり、外は適度に香ばしく、中はやわらかく、焼き上げられています。


デザートも自家製で、日替わり! この日は、とろっとしたパンナコッタとふわふわのシフォンケーキ、2つの味と食感を楽しめ、大満足でした。


原則、これらがサラダにスープ、メインそして、デザートというように順に届くので、コース料理のように楽しめます。お友達、ご家族、大切な人との会話も弾みそうですね♪
他にも次のようなメニューがあります。(2025年9月現在)
- 日替わりの「芳文ランチ」1,380円
- 「自家製赤牛カレー」1,300円
- 「とろ~りモッツァレラチーズのオムライス(トマトorデミグラス)」1,300円
- 「気まぐれパスタ(パン付)」1,300円
- 「熊本名物!あか牛丼」1,500円
- メニューの単品(1,000円~)
- 「芳文コース(肉料理)」1,600円
- 「ハンバーグコース」1,600円
- 「天草鯛の香味ソースコース」1,800円
- 「あか牛のとろとろシチューコース」2,000円
- 「牛ヒレステーキコース」2,500円
- 「夜のおまかせコース(メインは肉・魚)」3,800円※要予約
カウンター席もあり、ドリンクも珈琲や紅茶、ソフトドリンクからアルコール(ビール、カクテル、ノンアルコール、ワイン、焼酎、ウィスキー)まで豊富。デザートメニューもあります。詳しくは店頭にて。


交通量の多い3号線沿い、裏手にはのどかな田園風景が広がります
交通量の多い3号線に面しながら、裏にはのどかな田園風景が広がっていて、そのギャップも魅力です。


こちらは奥にある個室。
人数により貸し切りも可能で、窓から見える田んぼの緑と白壁のコントラストが美しいです。


お手洗いは店舗から出てすぐの離れにあるのですが、その向こうにも田んぼが!つい、立ち止まってしまう程美しい緑でした。


意外と知られていないこんな楽しみも♪
実は店内には各所にアートが目に入ります。
各所にあるステンドグラスはオーナーのご親族の手作り。その美しさが元酒蔵だった店内を、モダンなレストランとして生まれ変わらせる一助となっています。


そして、壁にかかっている数々のアートにもご注目ください。
こちらは、オーナーがセレクトした障害のある方々が書かれたアートで、個性や芸術性が際だっていてとても素敵です。オークションにて購入されたものだそう。


酒蔵だったとは思えない、とてもモダンで素敵な店内。
この元酒蔵の建物自身も、生まれ変わった自身の姿に驚き、喜んでいるかもしれませんね♪
芳文
住所 | 熊本市南区南高江5-7-76 |
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TEL | 096-311-3344 |
営業時間 | 11時~16時、17時~21時30分 |
休業日 | 月曜日 |
席 | 40席 |
駐車場 | 15台 |