だご汁茶寮 ここのつ・東区尾ノ上│「おばあちゃんの味を受け継ぎたい」と姉妹がオープンしただご汁店

店主が「幼い頃に食べたおばあちゃんの味をもう一度味わいたい」との思いで、5年前にオープンしたのが、だご汁店「だご汁茶寮 ここのつ」。
既に知っている方も多いと思うのですが、実は一年のうちで特に今(11月下旬~12月中旬頃)の来店が一番おすすめです。
その理由も含めてご紹介します。
住宅街の一角にありながら、常に人気の「だご汁茶寮ここのつ」
今回ご紹介するのは東区尾ノ上の住宅街の一角にある「だご汁茶寮 ここのつ」。庭付一戸建ての民家を改装して作られたお店です。
1階とその横に計4台分の駐車スペースがありますが、ランチ前になると次々と車が入ってきます。その様子からも、お店の人気ぶりがうかがえます。


正面から見て左側の階段の先が入り口です。


和の趣ある落ち着いた空間 大きな窓で解放感も
靴を脱いで上がると、和の趣が感じられる落ち着いた空間が広がっています。
大きな窓から庭の景色を眺められるのも魅力で、室内にいながら開放感を味わえます。座敷席の他、テーブル席があります。




奥にはお子様連れでも心置きなく楽しめそうな、カジュアルな席もありますよ。


季節感を感じる盛り付けが美しい だご汁が主役の「ここのつ御膳」
今回ご紹介するメニューの一つは「ここのつ御膳」1,700円。おしゃれな木箱に入った各種総菜や小鉢料理、そして、主役の「だご汁」を楽しめます。


主役となる「だご汁」は澄まし汁タイプ。小料理屋を営んでいたおばあちゃんの味を引き継いだものです。
まさに、店主のこの味を守り受け継ぎたいという想いから、「だご汁茶寮ここのつ」は生まれました。
熊本県産の野菜を中心に地鶏でとられた出汁は、きれいに澄んでいて、うま味たっぷり。透けて見える具材は種類や色が豊かで具沢山!ボリュームも大満足です。


だごは珍しい2色入り。黄色いだごには、南瓜のペーストが練りこんであります。南瓜が苦手な方もこれなら食べれるのではという想いから黄色のだごが生まれたそう。


味わいや彩を添えるだけでなくだごを食べるだけで、野菜の栄養も摂取できてありがたいですね。長めながら歯切れがよいので食べやすく、適度にもちっとした食感です。
丁寧に作られた料理の数々と、彩りを添える紅葉したもみじから季節感が伝わり、店内の雰囲気も相まって、旅館や料亭にいるような特別な時間を味わえます。
揚げ物に焼き魚、白和え、馬すじの煮込みなど、種類も豊富です。


その他にもだし巻き卵やお芋の甘露煮などなど、目見麗しいお料理の数々にうっとり。


店主のお母さまも別途小料理屋を営んでおり、料理が上手なおばあ様からお母さま。そして店主まで親子三代続けて受け継がれている和食への想いと味なのです。素敵ですね!
御膳にはぜんざいも付いているので、食後までしっかり楽しめます。


郷土料理 馬刺しや馬すじの煮込みの定食も
県外からお越しの方をもてなしたり、少し特別な時間を過ごしたい時のために、熊本の郷土料理をいただける店を知っておくと便利ですね!
そんなときもおすすめ。だご汁茶寮 ここのつでは熊本名物のだご汁だけでなく、馬肉をいただける定食もあります。
写真は「馬すじセット」(1,800円)。


先にご紹介した「ここのつ御膳」にも馬すじの煮込みは入っていますが、この定食ではたっぷり食べられます!
甘じょっぱい煮汁がよく染こんだ馬肉は、ほろほろと柔らかく、噛むほどに味わいがあります。こんにゃくも入っていて、これだけでも大満足。


他にも「馬刺し」の単品(2,200円)や「馬刺し御膳」(2,800円)もあるので、おもてなしや、少しかしこまった席にもいいですね。
まただご汁だけ食べたい方向けに、「だご汁セット」(1,200円)もありますよ。


年間の中でも11月下旬~12月中旬頃が特におすすめ!その理由とは?
こちらはいついっても素敵な店内とお料理がいただけるお店なのですが、中でも店主おすすめなのがちょうど今からの時期、11下旬から12月中旬頃なんです。それはなぜでしょう!?
実は!
この窓から見えるもみじが紅葉し、とても美しいから。
店内からお庭のもみじが見えるのですが、新緑の時期もこのようにとてもきれいなのですが、店主によると、紅葉の時期には赤く色づき、それはもう、綺麗なんだとか。


ちょうどこれから紅葉の見ごろを迎えるはず!
過去の紅葉時期の写真を送っていただいたところ、こんなにも綺麗でした!


その時期を狙って来店するのも良いでしょう。
店舗名「ここのつ」の由来とは?
こちらは左が店主の八重子さん、右がその妹さんです。店主がオープンされ、しばらくして妹さんも店舗へ。
今は姉妹を中心に、お母さまやスタッフさんなど皆で店舗を営まれています。


店主に店名の「ここのつ」の由来をたずねたところ、名前に「八」があるから。
その「八」から一歩前進するような気持などを込めて「九つ」から、「ここのつ」にしたそう。
店名からも、「おばあちゃんの味を受け継ぎたい」と出店に至った家族愛や心意気が伝わってきます。
だご汁は、家庭の数だけ味があると思いますが、よその家庭の味を味わえる機会はなかなかありませんね。
店主がお店を出してまでその味を残したいと思われた「おばあちゃんの味」を、ぜひ味わってみてください。
だご汁茶寮 ここのつ 店舗情報
| 住所 | 熊本市東区尾ノ上1-9-8 |
|---|---|
| TEL | 096-282-8155 |
| Webサイト | https://dagojiru-coconotu.jp/ @coconotu2020 |
| 営業時間 | 11時半~15時(OS14時半) |
| 休業日 | 月曜日(年末年始はInstagramを要確認) |
| 席 | 25席 |
| 駐車場 | 4台 近くにコインパーキング複数有 |





















