至福のひととき+甘味処・中央区小沢町|日本茶の風味を存分に味わえるお茶漬けと抹茶ぜんざい

今や日本茶もペットボトルで飲める時代。急須でお茶を淹れて飲む人は減ってきているでしょう。
でも、日本人ならば、たまには急須で淹れて、日本茶本来の味を味わうのもいいのではないでしょうか。
それを実現できるお店が城下町の古町エリアにあります。そのお店が、今回紹介する「至福のひととき+甘味処」です。
日本茶をもっと知ってほしい、日本茶にもっと親しんでほしいというコンセプトで、メニューには日本茶を使った料理や、日本茶に合う甘味などが並びます。まさに、日本茶を存分に味わえるお店。
今回は、「至福のひととき+甘味処」のお店の魅力をお伝えするとともに、温かいお茶漬けと抹茶ぜんざいをいただきましたのでご紹介します。
城下町の古町エリアにある日本茶専門カフェ&ギャラリー
「至福のひととき+甘味処」は、熊本市中央区小沢町にあります。城下町の古町エリアですが、メインストリートからは少し離れています。
お店へは細工町通り(県道28号線)から行くと、分かりやすくていいでしょう。


まずは、通り沿いにある熊本細工町郵便局を目指します。


ここから北東に少し進んだところに細い道があるので、そこを入っていきます。


しばらく行くと、一駄橋(いちだばし)という橋が見えてくるので、その手前の道を入っていきます。


少し進んでいくと、店名が書かれた看板が掲げられたお店が見えてきます。


「至福のひととき+甘味処」は、古民家を改装した日本茶専門カフェ&ギャラリー。なんとも味わい深い建物ですね。
オーナー様がもともと木工製品を扱う仕事をしていて、それを展示するギャラリーを探していたところ、ロケーションがいいこの古民家を見つけられたそうです。
そして、その仕事の出張で各地の日本茶を味わう機会も多く、お茶が木の食器との相性もよいということから、カフェも始められました。
全国各地の日本茶を味わえるカフェとなっています。




駐車場はお店の向かい側のお寺の駐車場に3台分あります。「2」「12」「13」の番号がついたところがお店の駐車場です。
店内は坪井川のせせらぎが聞こえる落ち着いた空間
店内に入ると、自宅にいるかのような落ち着いた雰囲気を感じます。


木工家具と畳で囲まれた空間はホッとしますね♪


窓側にはカウンター席が。窓のすぐ下には坪井川が流れており、そのせせらぎの音がなんとも心地いいです。


店内奥に行くと、大人数で座れるテーブル席があります。カーテンが閉められるようになっており、半個室のような席です。


店内にはもう一つカウンター席があります。こちらは、店員の方と会話しながら飲食できます。


さらに、窓の外にはテラス席もあります。季節や天気によって使えない場合もありますが、坪井川が流れる景色を見ながら飲食できるなんて最高ですね♪
席は全部で20席用意されています。
さらに店内では、日本茶に関わる道具などが販売されています。


急須や茶碗などの茶器が販売されています。ちなみに、日本茶の淹れ方が分からない人は教えていただけるそうです。


なんとも面白いものを発見!「ガ茶」という日本茶のガチャガチャです。こんなガチャガチャ、初めて見ました!
カプセルの中には、全国各地の茶葉と各品種の茶葉が入っているそうです。いろんな茶葉を少しずつ味わえるのがいいですね。
日本茶葉をとにかく味わってほしいという思いが伝わるメニュー
このお店は日本茶を提供しているだけではありません。日本茶葉を使った料理や日本茶に合う甘味などのメニューも揃っています。
オーナー様は、全国各地の日本茶をもっと知ってほしい、日本茶にもっと親しんでほしいという思いから、このカフェを始められています。その思いが伝わるメニューとなっています。


飲み物メニュー。日本茶の種類が多いのが分かります。抹茶ビールや抹茶ワインがあるのは面白いですね。他ではなかなか味わえないでしょう。


甘味メニューはお茶に合うぜんざいなどがそろっています。


お昼ご飯メニュー。こちらは、11時30分~15時までの提供です。さらに、メニューにある「おひるごはん」は1日10食限定となっています。
さらに、季節にあったメニューを提供されているそうです。(取材時はだんご汁)


さらに、全国各地の日本茶の飲み比べができます。日本茶ってこんなに種類があるんですね。
飲み比べすると、それぞれの味がなぜ違うのか説明してもらえるそうです。オーナー様は全国の農家も回られていて、そこで得られた情報も聞けるかもしれません。
日本茶をいろいろな形で味わえるメニューとなっています。
日本茶を存分に味わえるお茶漬けと抹茶ぜんざい
今回は、たくさんあるメニューの中か「お茶漬け②」(税込715円)と、人気の「抹茶ぜんざい」(税込495円)をいただきました。


お茶漬けというと、今はだし汁をかけるところが多いですが、このお店は日本茶専門カフェ。お茶漬けにも日本茶のみをかけるスタイルです。
そして、茶葉本来の味を楽しんでもらうために、最初の2杯はお茶だけをいただきます。
なぜ、2杯はそのままいただくのかというと、1杯目、2杯目で風味が変わるからです。
その風味の違いを感じてもらうために、最初の2杯はお茶だけを楽しみます。


ということで、まずはお茶だけをいただきます。苦みのなかにほんのりとした甘さも感じます。日本茶を飲むとホッとしますね。


今回いただいたお茶漬けと抹茶ぜんざい。お茶漬け②にはお茶漬けのほかに、オードブル(写真手前)がセットになっています。


お茶漬けには、梅干し、塩鮭、昆布がついてきます。お茶漬けはお茶のみがかけられるため、塩味がありません。そのため、こういった具材がついてます。


オードブルはシンプルですが、野菜を中心とした体に優しいものとなっています。


そして、お茶漬け。すでにお茶がかけられています。ここに先ほどの具材をトッピングします。


とってもおいしそう♪さっそくいただいてみます。
まず、お茶のみがかけられているので、日本茶の香りがふわっと香ってきます。その後に、日本茶本来の風味が。さらに、食材のそれぞれの旨味、風味が感じられます。それぞれの具材とお茶がしっかりマッチしています。


お茶漬けはさらに、抹茶塩やほうじ茶塩などを加えることで味変できます。
これらの塩は使用した茶葉を使った自家製だそうです。これらも市販されている塩とは違い、お茶の風味が感じられます。


抹茶ぜんざいは、見るからに濃厚そう。中心にはあんこが入っています。
抹茶汁をいただいてみると、濃厚な抹茶の苦みとほんのりとした甘さが感じられます。あんこもほどよい甘さで、抹茶とよく合います。


ぜんざいのなかには白玉が。もちもちとした食感でいいアクセントになっています。
お茶漬け、ぜんざいともに、日本茶本来の風味をしっかり味わえました。
日本茶の奥深さ、楽しみ方を知ることができるお店
「至福のひととき+甘味処」は、日本茶本来の風味を感じられるメニューがそろっているお店でした。
料理などに使われる茶葉は、お茶を淹れた後のものを捨てずに使用しているとのこと。(お茶を淹れた後の茶葉には栄養素が約70%も残っているそうです)日本茶を余すところなく使われているんですね。
そこからは、オーナー様の「もっと日本茶を知ってほしい、日本茶に親しんでほしい」という思いがしっかり伝わってきました。
ただ、そのために「このお店に来てください」というのではなく、自分でお茶を淹れて楽しんでもらうために、お茶の淹れ方も教えられています。
こんなにいろんな日本茶の楽しみ方ができるお店は、あまりないのではないでしょうか。
日本茶はペットボトルでも飲めますが、ぜひ、このお店で落ち着いた空間の中、日本茶本来の風味を楽しんでみてはいかがでしょうか。
至福のひととき+甘味処 店舗情報
| 住所 | 熊本市中央区小沢町91-2 |
|---|---|
| TEL | 096-200-6015 |
| Webサイト | https://www.shifuku-hitotoki.com/ @tea_shifuku |
| 営業時間 | 11時~17時30分(OS17時)、ランチ11時30分~15時(OS14時30分) |
| 休業日 | 水曜、木曜、金曜 |
| 席 | 20席 |
| 駐車場 | 3台 |





















