かるかん【おうちでCOOK】
鹿児島の銘菓として親しまれる、やさしい味わいのかるかん。本来は自然薯(じねんじょ)で作りますが、長芋でもおいしく作れます。
〈教えてくれた人〉毛利良子さん/栄養士
長芋は変色しやすいので、すりおろしたら時間を置かず作業すること。また、まんじゅうにする場合、あんが沈まないよう、丸めたあんを平らにつぶし、重みが分散するようにしましょう。
目次
材料/16×7cmパウンド型2個分
卵白 | 2個分 |
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砂糖 | 30g |
米粉 | 200g |
長芋(正味) | 200g |
砂糖 | 170g |
水 | 100cc程度 |
作り方
- 卵白はよく冷やしておく。大きめのボウルに卵白と砂糖30gを入れ、ハンドミキサーでピンと角が立つまでしっかりと泡立てる。
- 長芋は皮をむいてすりおろし、砂糖170gを2回に分けて加え、その都度しっかりとよく混ぜ合わせる。
- (1)に(2)を加え、しっかりと混ぜる。
- (3)に米粉を加え、粉気がなくなるまでよく混ぜ合わせる。
- (4)に水を少しずつ加えながらよく混ぜる。粘りながらトロリと流れるような状態になったらOK。
- オーブンシートを敷いた型に(5)を流し入れる。蒸気の上がる蒸し器で30分ほど蒸す。取り出して冷まし、食べやすい大きさにカットする。
- ★かるかんまんじゅう(写真奥)
さらしあん(1個当たり10g)を丸め、平たくつぶす。おわん状の小ぶりの湯のみにサラダ油を薄く塗り、(5)の生地を3~4分目まで入れてあんをのせ、再度上に生地を流す。蒸し器に並べ、約15分蒸す。
POINT
(2)~(5)の作業は、すり鉢とすりこぎを使うのがおすすめ。なければボウルと泡立て器でも可。空気を含み、もったりと均一になるまで混ぜましょう。最後に加える水で、手順(5)の写真のような生地の状態に調節を。