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熱中症【家族の不安に応えるQ&A】

熱中症

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Q.子どもの熱中症を防ぐため、気を付けるポイントを教えてください。

深部体温が大きく上昇

子どもは大人より体重に対して体表面積が大きいため周囲の環境の影響を受けやすく、体が熱くなりやすく冷めやすいという特徴があります。

気温が低いときにはあまり問題になりませんが、気温が体温よりも高い場合(車内など)や、日差しが強く地面からの照り返しが大きな場所(夏季の炎天下など)では、熱くなりやすい子どもの深部体温は大人よりも大きく上昇し、熱中症のリスクが高くなります。

車中や地面近くは高温に

車の中は特に注意が必要です。冷房をつけていても、直射日光が当たっていると局所的に温度が上がります。冷房を切った状態では、15分で45℃を超える場合もあり、絶対に子どもを車に残してはいけません。

大人がさほど暑く感じない場合でも、小さな子どもやベビーカーは地面からの熱の影響を受けやすいため、注意が必要です。

また、真夏は室内でも熱中症になる場合があります。適切に冷房を使用するなど室内が暑くなり過ぎないようにしましょう。

休憩、水分、塩分を

子どもの顔が赤く、大量に汗をかいている場合は深部体温の上昇が考えられます。涼しい場所で休ませ、水分や塩分を補給するようにしてください。子どもの熱中症は、周囲の大人が顔色や汗のかき方を注意して見てあげることで防ぐことができます。

暑い環境で長い時間を過ごすときは、涼しい場所での休憩と十分な水分、適度な塩分補給で、安全に乗り切りましょう。

熊本大学病院新生児学寄附講座特任教授 松本 志郎さん

大人より高い熱中症のリスク。子どもの顔色や汗のかき方に注意しよう

記事内の情報は掲載当時のものです。記事の公開後に予告なく変更されることがあります。

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