親の関わり方次第でONにもOFFにも 子どものやる気スイッチ【子育てラボ】
目次
知る・学ぶ VOL.463
幼児期の子どものやる気を引き出すために、どんな声掛けや接し方がいいのか迷ったことはありませんか。やる気スイッチをONにするコツを幼児教育のプロに教えてもらいました。
[スイッチON その1]少し先の課題を与える
「自分でできた」という有能感があると子どものやる気は高まるものです。数や言葉を覚えるなど、子どもが今できることより少し先にある課題を与えて、できることを少しずつ増やしていくといいですよ。
[POINT]成功体験をさせる
お着替えや片付けなどどんなことでもいいので「できた!」という体験をたくさん経験させましょう。自信がついて目標を達成しやすくなります。
[スイッチOFF]
「こんなこともできないの?!」などと子どもをけなすこと
[スイッチON その2]できたときはしっかり褒めよう
最初は好きで始めたわけではなくても、子どもは誰かに褒められると、自己肯定感が高まります。また、もっと知りたいという興味や意欲が高まるので、しっかり褒めましょう。
[POINT]子どものやる気を認めよう
「お母さんは○○でうれしいよ」と、子どものできたことを一緒に喜びましょう。逆にできなかったときは抱き締めて「大丈夫だよ」と優しく声掛けすることで親子の信頼関係も深まります。
[スイッチOFF]
できたことに対して「○○はもっと上手だった」と他人と比べること
[スイッチON その3]子どもの気持ちを尊重しよう
好きなことを学ぶ時に湧いてくる好奇心は、やってみようという意欲を引き出します。子ども自身が感じる「好き」「面白い」という気持ちを大切にしてあげましょう。
[POINT]子どもに選択させよう
親が決めずに子どもに選択させ、子どもの「やりたい」気持ちを尊重・サポートしましょう。
[スイッチOFF]
親がやらせたいことを子どもに押し付けたり、子どものやりたいことを否定したりすること
教えてくれたのは
キンダーガーテン
園長 森裕子さん
愛情を持って子どもの気持ちに寄り添いましょう