親子で楽しむエコ工作 「蜜ろうラップ」を作ってみよう【子育てラボ】
目次
[VOL.539]知る・学ぶ
プラスチックの使用を控えることは、環境問題への身近なアクションの一つです。繰り返し使えて、環境にもお財布にも優しい布製のラップ「蜜ろうラップ」の作り方を教えてもらいました。
教えてくれたのは
蜜ろうラップとは
ミツバチが巣を作るために分泌する「蜜ろう」を布に染み込ませて使用するエコなラップ。手の温もりで軟らかくなり、食品や野菜を包める他、保存容器のふたや持ち歩き用の入れ物としても使えます。
メリット
- 抗菌・殺菌作用があり食品に直接触れても安心
- 水で洗って何度も繰り返し使えるので経済的でエコ
- 保湿力があり食材の鮮度・おいしさが長持ちする
- 自然由来の素材なので土に返すことができる
作り方
用意するもの
25×25cmの蜜ろうラップ1枚分
綿100%の布(薄手のものが使いやすい) | 1枚 |
精製蜜ろう | 約10g |
キッチンペーパー | 4〜5枚 |
クッキングシート(布より一回り大きなサイズ) | 2枚 |
アイロン/アイロン台 |
(1)アイロン台にキッチンペーパーを広げ、クッキングシートを重ねて布を置く。
(2)布の上に均等に精製蜜ろうを並べ、その上にクッキングシートを重ねる。
子どものお手伝いポイント
布の上に蜜ろうを置いてみよう!
(3)(2)の上からアイロン(低〜中温)を押し付けるように当て、精製蜜ろうを熱で溶かしながら布全体に染み込ませる。
(4)完全に冷めたらクッキングシートをはがして完成。
使う時は、手で温めて軟らかくしながら食材を包んだり、食器にかぶせたりします。
注意点
- 使用後は水洗いし、汚れが気になる時は薄めた食器用洗剤を使用。もみ洗いは不可
- 熱に弱いため直射日光を避ける。電子レンジやオーブンの使用は不可
- 肉や魚などの臭いが強い食材や、オレンジやレモンなど酸の強い食材には不向き
- 蜂蜜アレルギーの人は使用を避ける。また、1才未満の乳児の手の届くところには置かない