家族で人吉旅行【村上美香のヒトコトつれづれ】
家族で人吉へ温泉旅行に行きました。きっかけは年末に父の大親友が突然亡くなってしまったこと。元気をなくしていた父を見て、姉が「いつ、誰に何があってもおかしくないから、皆が元気なうちに旅行しよう」と提案してくれたのです。
今回は大人数にならないように、父と姉、私と弟の4人だけで行くことにしました。家族旅行は35年以上ぶり。子どもの頃は父が頻繁にドライブに連れて行ってくれましたが、今となっては新鮮です。久々にいろいろ話をし、それぞれの趣味についての話題になりました。
姉は最近、テレワークで家にいる時間が増えて干し柿作りに挑戦したら、大満足の出来だったと話してくれました。一番驚いたのは、ヘビースモーカーだった弟がたばこをやめ、今はランニングに精を出していたのです。現地に着くと弟はランニングセットに着替え、「旅ランしてくる」と旅館を飛び出していきました。「旅ラン」とは、旅先でランニングをして、その土地の雰囲気や景色を堪能することなのだそうです。そんな趣味があるとは知りませんでした。
そういえば、きょうだいでも年齢を重ねて家族が増えると、それぞれの子どもたちの話題が中心になり自分たちだけの話をすることって減っていたのだなと改めて気付きました。私は、父とお散歩した時に父の歩くスピードがとても遅くなっていて驚きました。小さい頃は、父に追いつこうと必死に歩いていたのに、時の流れって本当に早いです。それぞれの変化を感じつつも、良い時間となりました。