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健康の第一歩は、身体を動かすこと【村上美香のヒトコトつれづれ】

講演した熊本大学医学部長の尾池雄一教授と私
講演した熊本大学医学部長の尾池雄一教授と私

「熊本県民は不健康で長生き」という調査結果を見たのは、先日、熊本市で開かれた第24回日本抗加齢医学会総会・市民公開講座。熊本大学医学部長の尾池雄一教授の講演で聴いて衝撃を受けました。

人生100年時代と言われ、「老後2000万円改め老後4000万円問題」が話題ですが、大変なのはお金の話だけではありません。日本の平均寿命と健康寿命の開きは、男女ともに約10年。人生終わりまでの10年間を病と共に生きるのはうれしいことではありません。

熊本県民が他県と比較して健康寿命が短い理由ははっきりとしていませんが、考えられる要因の一つは「車社会で歩かない」こと。そういえば私も歩いて5分先のコンビニに買い物に行く時さえ、車を使っています。本格的な暑さを迎えるこの時季から「いかに歩かないか」ばかり考えていたりして。普段歩かないので、東京に行った時、駅などで早歩きで進む人波に溺れそうになったこともしばしば。

尾池教授によると「健康寿命を縮めるのは病気だけでなく、フレイル(虚弱)も大きな要因。健康の第一歩は、身体を動かすこと」だそうです。適切な栄養管理と習慣的な有酸素運動。簡単そうでなかなかできません。しかし、年を重ねても美しい先輩方はよく体を動かしていらっしゃいます(私調べ)。結局、昔から言われていることが大事なのですね。よし、この夏は歩くぞ ! …と取り急ぎスニーカーだけ買いました。

記事内の情報は掲載当時のものです。記事の公開後に予告なく変更されることがあります。

講演した熊本大学医学部長の尾池雄一教授と私

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この記事を書いた人

1971年、熊本市生まれ。第一高、熊本大文学部卒。94年に熊本県民テレビ(KKT)にアナウンサーとして入社。夕方の人気番組「テレビタミン」を21年間担当した。2018年春、同番組を引き継ぎ、KKTも退社。「ヒトコト社」代表。

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