Vol.62 長距離切符の楽しみ方【福岡~東京・途中下車の旅】
熊本の旬な情報を発信しているKumarismのメンバーが、大学生ならではの偏った目線でモノコトを熱く語ります!
Hitoshi
旅をこよなく愛する法学部3年生、最近は温泉巡りにはまっている。
在来線に揺られながら沿線の風情を味える「長距離切符」
私は鉄道を使って旅をする鉄道旅が大好きです。
特に好きなのが「長距離切符」と呼ばれる切符を利用した旅です。在来線に揺られ沿線の風情を味わいながら旅ができるので旅情に浸るには最適な切符です。
長距離切符とは…
通常、JRの切符は途中下車不可であり有効期限も1日ですが、「片道の距離が101キロ以上」であれば途中下車や日をまたいでの利用が可能になります。
これが通称、「長距離切符」です。
さらに、移動距離が201キロから400キロまでは有効日数3日、401キロから600キロまでは有効日数4日というように200キロごとに使える日数が増えていきます。
私はこの春に福岡→東京間をこの切符を使って旅行しました。往復の場合は帰りの距離も移動距離として加算されるため、移動距離約2500キロで有効日数14日といった長距離切符の完成です!
ご当地グルメを堪能!長距離切符を使った「福岡~東京」の旅
ここからは旅の様子を皆さんに詳しくお伝えします。
福岡県羽犬塚駅を出発→博多駅→岡山駅へ
まず、初日はこの旅に参加する友人2人と共に私の地元である福岡県羽犬塚駅を出発し、新幹線に乗るため博多駅を目指しました。
出発当日はあいにくの雨模様だったのですが、そんな天候にもかかわらず、私たちの心はわくわくしっぱなしでした。
博多駅に到着後は新幹線で岡山駅へ、時刻はもう夜7時を回っていたので駅構内で「岡山名物のデミカツ丼」を食べました。
私も友人もデミカツ丼は初めて食べたのですが、濃厚なデミグラスソースとサクサクのカツがマッチしていてとてもおいしかったです。
「寝台特急サンライズ」で東京へ
岡山駅で時間を潰した後は今回の旅で一番楽しみにしていた列車に乗ります。
それは、夜の10時に岡山を出発し朝7時に東京に到着する寝台特急サンライズです。
長距離切符では特急券を買えば寝台列車にも乗車することができるため、幼少期からの夢である寝台列車に乗りたいという夢を叶えられました。
初めて乗車する寝台列車に友人2人も興味津々で、列車内を探検したり、ミニラウンジでお酒を飲んだりと初めての寝台列車を満喫しました。
節約のために一番安い「ノビノビ座席」を予約したのですが、電車の中で横になれるという今まで味わったことのない感覚にテンションが上がり、なかなか寝られませんでした。
その後、朝4時ごろに目が覚めたのでミニラウンジへ移動。
まだ寝静まった町の様子を眺めていると、停車駅である「静岡駅」や「熱海駅」のアナウンスが聞こえてきて、地元からとても遠くに来たことを実感しました。
その後は東京に到着し、2泊3日で東京を存分に満喫しました。
普通列車を乗り継いで福岡へ帰宅
静岡・浜松で「さわやか」のハンバーグを堪能!
行きは新幹線と寝台列車を乗り継いで東京まで来ましたが、帰りは普通列車を乗り継ぎながら福岡に向けて帰宅します。
まず東京駅を出発し、その日の目的地である浜松を目指しました。
なぜ浜松にしたのかというと、どうしても食べたいグルメがあったからです。それは静岡の有名ハンバーグチェーン店「さわやか」のハンバーグです。
実際に食べてみると、中がレアで最初は少し驚きましたが、味は絶品で何度でも食べに行きたくなるハンバーグでした。
名古屋、京都、広島に宿泊しながら福岡へ…
その後は名古屋、京都、広島に宿泊しながら福岡方面に向かいます。
名古屋・熱田神宮で道中の安全を祈願
名古屋では熱田神宮に参拝し道中の安全を祈り、京都では清水寺、北野天満宮などの代表的な観光地を巡りました。
広島・宮島を観光。生ガキのおいしさに感動!
広島では宮島に赴き、厳島神社を見たり、カキを食べたり…。
このように、各地の観光地を巡り、名産品を食べながらゆっくりと普通電車で帰りました。
まとめ:沿線の風情やグルメを目いっぱい味わえた大満足の旅
途中下車が可能な「長距離切符」の特性を生かし、沿線の風情やグルメを目いっぱい味わえた、大満足の旅でした。
次の旅は長距離切符で行く東北温泉旅行を計画中です。