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男性返り咲きの現実を知っておこう【荒木直美の婚喝百景】

イラスト/もりのともしび
イラスト/もりのともしび

第47景

私の結婚応援語録「婚喝」の一つに「先延ばしは自滅の刃」があります。これは先延ばし傾向が強い男性に向けた“喝”で、「若い時の方が婚活ははかどるよ」というメッセージを込めたもの。熊本は他県に比べ男性の婚活イベントへの参加率が低く、女性が満席にも関わらず、男性参加者が少ないという状況が多々あります。東北や北陸、四国など女性の人口流出が多い県では女性参加者が少なくて困っているのに、熊本ではその逆。熊本の男性には、婚活イベントへ参加する女性はたくさんいることを知ってもらいたいし、その状況をありがたいと思ってほしい。それなのに、参加しない理由を聞くと、「恥ずかしい」「めんどくさい」「恥をかきたくない」「この先いくつになっても子どもは作れる」という言葉が並びます。

そこで、先延ばしをしている男性に知っておいてもらいたいポイントが3つあります。

1つ目は、日本で結婚している夫婦の年齢差は平均して1.7歳差だということ。つまり近い年齢、同世代でマッチングしています。男性が婚活を先延ばしにすればするほど、同世代の女性は既婚者なので候補となる女性の数はどんどん減っていきます。

2つ目は、独身女性の8割が「結婚相手として受け入れられる歳の差が4歳まで」と答えているデータがあること。自分が50~60代になってから子どもが欲しいという理由で30代の女性を求める男性がいますが、そう簡単にはいきません。自分が思うタイミングや条件と、若い女性から選ばれることは別問題です。

そして3つ目は、離婚男性の返り咲き。20代で結婚した男性が30代で離婚すると婚活市場に返り咲くのです。日本で結婚しているカップルの4組のうち1組は再婚です。しかも、再婚を目指す彼らは一度女性に選ばれた経験もあるため女性の扱いに慣れています。戦場経験のあるソルジャーがいる現場で、経験がない新兵男子が引けをとっている様子をたくさん見たことがあります。結婚願望があるなら先延ばしにせず、早目に婚活を始めましょう!

過去の記事はこちらから!
https://spice.kumanichi.com/human-culture/kon-katsu/

婚活は人生のリスクマネジメント  願望あるなら早い方がはかどる

PROFILE
荒木直美

あらき・なおみ 婚活コーディネーターとして、約2000組のカップルを誕生させた実績を持つ。婚活の心構えやカップルになるための必勝法をレクチャーする、オリジナルの婚「喝」語録が話題に。テレビやラジオでも活躍する主婦タレント。

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記事内の情報は掲載当時のものです。記事の公開後に予告なく変更されることがあります。

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この記事を書いた人

婚活コーディネーターとして、これまで誕生させたカップルは2000組以上。婚活の心構えやカップルになるための必勝法をレクチャーし、オリジナルの婚「喝」語録が話題になり、メディアでも多数取り上げられている。

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