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年齢あやふやがトラウマに…【荒木直美の婚活コラム「婚喝百景」57】

イラスト/もりのともしび

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年齢あやふやがトラウマに…

今回は婚活で相手に年齢を言うタイミングについてです。私がコーディネートする婚活イベントで一番最初に行うのは名札の準備。フルネームは書かずにニックネームを、下の名前や友人に呼ばれるあだ名など書いてもらいます。中には、大村という苗字を音読みして「ダイソン」と書いていたり、下村君の場合は「アンダーソン」と工夫する人もいます。

そして、ニックネームを記入したら、その横に年齢を書いてもらいます。この時、女性の中には「え?年齢書くの?」と戸惑う方もいらっしゃいますが、有無を言わさず書いていただきます。

その理由は、男性から女性に年齢は聞きにくいし、聞いたところで「私、何歳に見えます?」という女性からの返しに四苦八苦する姿をたくさん見てきたからです。時間がない婚活イベントでこんなやり取りするのはもったいないので、年齢は最初にはっきりさせるようにしています。

そして、渋々書いてくれた女性には事前のセミナーでその理由を説明します。以前、私が相談役を務める荒木直美の恋愛保健室へやってきた女性は、あるトラウマを抱えていました。

それは彼女が以前参加した婚活イベントでの出来事です。「年齢をあやふやにしたままカップルになってデートに出かけたら、歳の話になり、私が5歳上だったことから彼はショックを受けて途中で帰ってしまいました」と涙ながらに話しました。

以来、男性のことが信じられなくなったそうです。私は「いやいや、それはよかったよ。年齢だけで判断して帰っちゃう男性と結婚したら後々大変だったかも」とアドバイスしました。

私から言わせるとそんなハズキルーペ男(懐や考え方が小さすぎて目に見えない男性のこと)と縁が無くてよかったと思ったからです。「起った事を受け入れることが、不幸なことを克服する第一歩」だとアメリカの哲学者の言葉です。

このようなケースがあることを教訓に、婚活イベントでは初めの自己紹介で年齢もはっきり伝えあうことにしています。もちろん年齢は関係ないという方もたくさんいるのが今の婚活現場の事情です。

年齢によるコンプレックスは捨て、自分の年齢に自信を持って参加すれば、きっと人間性や価値観でしっくりくる人が見つかるはずです。皆様のご参加お待ちしています。

年齢は最初にはっきりすべき!! 後から伝えても年齢は減らない

PROFILE
荒木直美

あらき・なおみ 婚活コーディネーターとして、約2000組のカップルを誕生させた実績を持つ。婚活の心構えやカップルになるための必勝法をレクチャーする、オリジナルの婚「喝」語録が話題に。テレビやラジオでも活躍する主婦タレント。

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記事内の情報は掲載当時のものです。記事の公開後に予告なく変更されることがあります。

イラスト/もりのともしび

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この記事を書いた人

婚活コーディネーターとして、これまで誕生させたカップルは2000組以上。婚活の心構えやカップルになるための必勝法をレクチャーし、オリジナルの婚「喝」語録が話題になり、メディアでも多数取り上げられている。

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