悩みは吐き出し、恋の傷は次の恋で【荒木直美の婚活コラム「婚喝百景」63】
悩みは吐き出し、恋の傷は次の恋で
すぱいす30周年を記念して感謝祭が開催されましたが、その会場で私は恋愛保健室という、お悩み相談コーナーを担当しました。
下は中学生から上は60 代までさまざまな相談にのりました。
来場者が行きかう中での相談は勇気が必要だったと思いますが、思い切って相談してくれた皆さまの勇気に全力で応えたいと思いました。
相談中には、心境を話しながら涙する方もいて、こちらももらい泣きすることも。
心の疲れや恋の傷はなかなか人に相談できないし、治し方もわからないことが多いと思います。
もちろん私も無責任に「大丈夫」なんて言いません。解決方法は人それぞれ、私にできることは心に溜まった悩みを吐きだしてもらい、胸のつかえを少し取り除いてあげることくらいです。
保険室では「この場所はモヤモヤを捨てていく場所。秘密厳守‼私が受け取って生ごみの日に捨てておくね(笑)」と伝え、いろいろぶっちゃけトークをしてもらいスッキリして帰っていただきました。
新年度は新しい環境で頑張ることも増える季節です。気力が落ちている時はよくない方向に物事を考えがちです。心が疲れたら考えすぎずに心を休ませましょう。
できてしまった恋の傷を治すには、「次の恋」という名の絆創を貼ると良いでしょう。あとは、婚活で多い相談として、お金や条件に欲張りになりすぎてうまくいかないと悩むケースですが、そういう相談者には「人生も婚活もたらいの中の水」とアドバイスします。
たらいの中の水は自分のほうへかき集めようとすればするほど脇から流れ出していってしますもの。欲を出すと幸せはどんどん手元から離れていくので、その逆、相手の方向へ向かって水をあげようと押し出せば、最終的には自分のほうへ水は流れて返ってきます。
幸せにしてもらう前提より、相手を幸せにしてあげる気持ちで婚活するとうまくいったりするのです。皆様の恋愛や心の持ちようがハッピーでありますように、これからも応援していきます。
かき集めると福は出ていく 差し出すと戻ってくる♡