紛れ込める安心感がウリ！？【荒木直美の婚活コラム「婚喝百景」67】

2024年8月22日

紛れ込める安心感がウリ！？

婚活イベントに参加したことがある人は分かると思いますが、独身男女の人数は男性15人対女性15人くらいの設定が一般的です。

しかし、最近の婚活業界においては、男性100対女性100といった大規模イベントが台頭しているのです。しかも、大規模になればなるほど参加を希望する独身者も多く、過去に名古屋で行われた大規模イベントは400人の定員に対し2247人の応募がありました。

競争倍率は約５倍。どうしてそんなに人気なのかと言うと、一番のメリットは「どさくさに紛れて婚活できる」ことだと私は分析しています。

地元の婚活へ行くと、「あの人、〇〇さんとこの息子さんじゃない？」と顔バレしたり、そういうのが嫌で参加しないという声を聞いたことがあります。

たくさんの参加者がいる大規模イベントは顔バレのリスクが低く、一度にたくさんの出会いが手に入りタイムパフォーマンスがいいので人気なのです。

実際、私がコーデネートした鳥取砂丘に男性50人と女性50人が集結した大規模イベントも定員を超える応募があり、結果、29組のカップルが誕生しました。

相手がたくさんいるという設定は多様化する若者にとってはもってこいの状況で、相手選びがはかどるのでしょう。参加者に感想を聞いたアンケート結果には「たくさんの異性と話せた」や「出会いがあって嬉しかった」など、結婚までは程遠い、「出会い」というすごく手前でつまづいている若者の声がたくさん寄せられました。

私たちは若い人たちが結婚に進めるように、結婚の主役世代がどんな婚活イベントに参加したいのか？若者の気持ちや本音に寄り添って、時代の流れにあわせた新しい出会いのカタチを作っていきたいと思っています。結婚願望のある独身者の皆さん、現場でお待ちしていますよ‼