飲み会婚活パーティーはあり? なし?【荒木直美の婚活コラム「婚喝百景」69】
酒の席では真剣度が伝わらない
家と会社の往復だけではなかなか出会いがない令和の婚活事情。出会いを創出すべく、さまざまな婚活イベントをコーディネートしていますが、主催者に飲み会のような婚活イベントを相談された場合は反対しています。
そもそも、飲み会婚活を開く理由が何かというと、「口下手で恥ずかしがり屋の男性も酒が入れば大丈夫なのでは」というものだからです。はっきり言って、酒の力を借りる婚活は本当の婚活ではありません。
たとえその場はなんとかなったとしても、その後はどうするのか?結婚までの道のりはそう甘くはありません。
そりゃあ、いつもの飲み会モードの方が参加のハードルも低くなるのは分かります方が、「楽(らく)」こそ失敗の前触れ。真剣度が低い飲み会モードで始まった婚活は婚活にならず、当たり障りのない話をしてワイワイガヤガヤで終わってしまいます。
はたから見たら「なかなか盛り上がってる。」と思うかもしれませんが、参加女性にとっては、それはもはや婚活ではなく、「女性と飲みたいだけの男性の集まり」なのです。
しかも、飲みすぎて、翌日には何も覚えていないという男性もいたりするわけで…。飲み屋さんを否定するわけではないので誤解しないでいただきたいのですが、婚活はどこで出会うかも大事。軽いノリで出会うと軽い関係になりやすく、真剣モードで出会うと真剣に相手のことも考えます。
出会いの雰囲気がその後の展開に大きな影響を与えるのです。女性と話すのが恥ずかしいから、口下手だから、酒が入れば…なんて言って逃げず、それを乗り越え、お天道様の下、緊張しながらもがんばって女性と出会うことが最初の第一歩です。
不器用ながらも真剣であれば、女性だって「この人は真剣に婚活をしようとしている」と理解し、きちんと向き合ってくれるのです。
出会いの重みは場所次第 しらふで臨んでなんぼ!!