すず&桃李の顔合わせで 贈るシリアスな人間ドラマ【カルチャールーム】
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流浪の月 5/13(金)公開
本屋大賞を受賞した凪良ゆうの小説を、広瀬すずと松坂桃李のW主演で、『フラガール』や『悪人』の李相日監督が映画化したヒューマンサスペンスです。
両親と別れ叔母に引き取られた9歳の少女・更紗は、偶然出会った大学生・文と一緒に生活しますが、やがて文は女児誘拐犯として逮捕されてしまいます。そして15年後、偶然にも2人は再会しますが…。
誘拐犯と被害女児という過去から、世間の好奇や偏見の目にさらされながらも、それぞれの人生を歩んできた2人。運命の再会が周囲の人々も巻き込み、さらにドラマを生んでいく展開はちょっと重いですが、人気と実力を兼ね備えた主演2人の好演が観客を最後までグイグイ引っ張ります。
現代的なテーマに因果応報を絡めた深い物語を見事に映画化した力作です。
(フリーライター・上妻祥浩)
上映館
- TOHOシネマズ熊本サクラマチ・はません・宇城・光の森
- ユナイテッド・シネマ熊本
- イオンシネマ熊本
- 熊本ピカデリー