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悲しむ少女を子猫が支える 動物と人の絆を描く感動作【カルチャールーム】

(C)2023 MC4‐ORANGE STUDIO‐JMH & FILO Films
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ルー、パリで生まれた猫 9/29(金)公開

パリを舞台に、少女が子猫との交流を通して成長していく姿をつづった映画です。

母やきょうだいとはぐれた子猫が、迷い込んだ家の屋根裏で、10歳の少女クレムと出会います。両親の不仲に心を痛める彼女は、猫をルーと名付けて飼い始めます。

どちらかというと猫の方に重点が置かれている構成。あどけない表情の子猫の姿が丁寧に撮られていて、見入ってしまいます。ちょっとした冒険シーンもあり、日本映画の『子猫物語』を連想させます。

「精神的にきつい時に心の支えになってくれる」という部分は、ペットを飼ったことがある人なら誰でも共感できるかも。ルーとクレムそれぞれのドラマが絶妙にシンクロし、「“2人”が共に成長していく」のが実感できます。爽やかな感動をもらえる、動物映画の新たな傑作です。

(フリーライター 上妻祥浩)

上映館

  • 熊本ピカデリー

記事内の情報は掲載当時のものです。記事の公開後に予告なく変更されることがあります。

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この記事を書いた人

映画解説・研究者、フリーライター。映画検定1級。熊日から「週刊文春CINEMA」まで神出鬼没。RKKラジオ「ニュース515プラス」毎月第1金曜日に出演中。家ではチワワとウーパールーパーの飼育員。『シン・ゴジラ』に出ていることだけが自慢。

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