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心が通う素晴らしさを描く人気コミック待望の映画化【カルチャールーム】

(C)2024ヤマシタトモコ・祥伝社/「違国日記」製作委員会
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違国(いこく)日記 公開中

多くの漫画賞で高く評価されたヤマシタトモコのコミックを映画化した作品です。

両親を交通事故で亡くした15歳の少女・朝(早瀬憩)は、母の妹・槇生(新垣結衣)に引き取られます。性格が正反対の2人ですが、次第に強い絆で結ばれていきます。

出だしこそヘビーな展開ですが、あちこちに漂うユーモアや、いろいろな形での女性同士の会話が醸し出す雰囲気の良さにほっこり。そして、槙生と朝をはじめ登場人物たちの心の溝が埋まっていくシーンの積み重ねに、前向きで爽やかな気分になります。

要所でたんかを切るけれど、実は人見知りで「片付けられない女子」の槇生を好演した新垣、オーディションで選ばれた新人・早瀬のみずみずしさ。主演の2人がとにかく良い !

誰もが多かれ少なかれ感じている「生きづらさ」。そんな現代の中に希望が見える、爽やかな感動をもらえる人間ドラマです。

(フリーライター 上妻祥浩)

上映館

※スケジュールは各館にお問い合わせください

  • TOHOシネマズ熊本サクラマチ・はません・宇城・光の森
  • イオンシネマ熊本
  • 熊本ピカデリー

記事内の情報は掲載当時のものです。記事の公開後に予告なく変更されることがあります。

(C)2024ヤマシタトモコ・祥伝社/「違国日記」製作委員会

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この記事を書いた人

映画解説・研究者、フリーライター。映画検定1級。熊日から「週刊文春CINEMA」まで神出鬼没。RKKラジオ「ニュース515プラス」毎月第1金曜日に出演中。家ではチワワとウーパールーパーの飼育員。『シン・ゴジラ』に出ていることだけが自慢。

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