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若い選手が育つ環境が、次の世代を引きつける

開幕前の練習試合でゴールを量産したFW土信田悠生選手も、将来が楽しみな選手です

かけろ赤馬 ロアッソ熊本通信

火の国元気スポーツ

J3を制した昨季は、大学や高校から加入数年以内の若い選手たちが躍動しました。今季も大卒5人、高卒1人が加入。「育てながら勝つ」という強化方針が成果を出し始めています。

明治安田生命J2リーグは先週末から開幕し、27日はホーム初戦に山形を迎え撃ちます。10月下旬の最終節まで長丁場の戦いが続きますが、チーム全体の力で勝ち点を重ねてほしいと思います。

先月の号で、今季の新加入は11人とお伝えしましたが、そのうち即戦力の期待がかかる大卒は5人。ちなみに昨年は6人、2020年、19年はいずれも4人と、ここ数年は大卒新人が補強の中心になっています。

これは「育てながら勝つ」というクラブ方針の表れ。3年前に加入した中原輝選手は、山形を経て今季からC大阪、そして昨年加入の岩下航選手は柏と、活躍を評価されJ1へ移籍する選手が出ました。これは、日々の練習や大木武監督の指導を通じて選手個々が成長している証しといえます。

また、ブレークする可能性を秘めた〝原石〟を見つけ、契約交渉をまとめる強化スタッフの奮闘も忘れてはなりません。その役割を担うチームOBの筑城和人さんは、自らの経験も踏まえ、「出場できるチャンスの多いカテゴリー、チームを選んで経験を積み、実戦の中で実力を伸ばす方が結果的にプラスになる」と、大学生に伝えているそうです。

今季も若手が躍動の予感。熊本でプロになった選手がチームと共に成長し、やがて日本代表へ─。そんな日も、遠くはないと感じています。

チーム情報

第2節 ホーム開幕戦! 2月27日(日) 13:00 vs 山形(えがお健康スタジアム)
第3節 3月5日(土) 13:00 vs 大宮(NACK5スタジアム大宮)
第4節 3月12日(土) 14:00 vs 徳島(鳴門・大塚スポーツパーク ポカリスエットスタジアム)

ロアッソ熊本の情報は熊日朝刊で詳しくお伝えします。

記事内の情報は掲載当時のものです。記事の公開後に予告なく変更されることがあります。

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この記事を書いた人

ロアッソ熊本の取材を始めて20年目になりました。じいさんになっても書き続けるのが目標。西島秀俊とは誕生日が3日違いの同い年。