天皇杯準決勝の相手はJ1柏 熊本地震後に支えられた縁も【ロアッソ熊本通信】
かけろ赤馬
リーグ戦はいよいよ終盤戦。今週末の栃木戦も含めて、ラスト7試合となりました。1つでも上を目指す戦いが続く中、来月初めには天皇杯準決勝に臨みます。
リーグ戦では残留争いの渦中にあるロアッソですが、日本一を決める天皇杯では、準々決勝でJ1上位の神戸を倒してクラブ史上初のベスト4進出。準決勝では、やはりJ1の柏と対戦します。
柏といえば、池谷友良氏や北野誠氏、清川浩行氏ら歴代監督と強化担当の飯田正吾氏らスタッフ陣に、熊谷雅彦、南雄太(現大宮)、北嶋秀朗、藏川洋平、武富孝介(現甲府)、仲間隼斗(現鹿島)など熊本で貢献した選手たちを輩出したクラブ。柏を抜きに熊本の歴史は語れないほどです。
さらに今回の準決勝の会場となる三協フロンテア柏スタジアムは、2016年の熊本地震後、被災でホームスタジアムを使えなかったロアッソが最初のホームゲームを開催した場所。7年の時を経て、今度は対戦相手として再訪するのです。
3回戦で戦った鳥栖、そして神戸も、柏と同じように地震後のホームゲーム開催のために、スタジアム利用に協力してくれたチームでした。
そう考えると、今回の天皇杯は「恩返し」の大会と言えそう。決勝の舞台は、東京・国立競技場。あの時の感謝を日本全国に伝えるには、もう決勝まで行くしかないじゃないですか!(T)
Information
第36節 9月24日(日) 19:00 vs 栃木(えがお健康スタジアム)
第38節 9月27日(水) 19:00 vs 徳島(ポカリスエットスタジアム)
第37節 9月30日(土) 13:00 vs 仙台(ユアテックスタジアム仙台)
天皇杯準決勝 10月8日(日)13:10 vs 柏(三協フロンテア柏スタジアム)