「熊本から世界へ」─地道な育成がついに実を結ぶ【ロアッソ熊本通信】
第24節までを終えて中断中のリーグ戦は来週末から再開。この間、プロ2年目のFW道脇豊選手が、熊本から初めて海外クラブに挑戦することになりました。
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かけろ赤馬
ロアッソ熊本は今月11日、道脇選手が海外移籍に向けた準備のためにチーム練習から離れることを発表しました。春先にシーズンがスタートするJリーグと違い、ヨーロッパの多くの国では、夏のバカンスシーズンを終えてからリーグ戦が始まるため、この時期の移籍は珍しくありません。
道脇選手はジュニアユース、ユースを経てトップチームでプロになった生え抜き。そんな選手が旅立つのは、活躍した選手がシーズン終了後にJ1クラブへ移籍する時とは違った種類の寂しさを感じます。それでも、「頑張ってこいよ!」という気持ちで送り出せそうな気がするのは、彼自身が公言してきた目標の一つがかなったから。同時に、誕生20年目を迎えたクラブが、「熊本から世界へ」を合言葉に地道に取り組んできた、選手育成の最初の成功事例といえるからかもしれません。
もちろん、本当の成功はまだ先。とはいえ、1学年下の神代慶人選手をはじめ、アカデミーで頑張っている後輩たちにとっても大きな目標になることは間違いありません。
チームよりもひと足早く世界に羽ばたく道脇選手を、熊本から応援しましょう。(T)
Information
- 第25節 8月3日(土) 19:00 vs 栃木(えがお健康スタジアム)
- 第26節 8月11日(日・祝) 19:00 vs 大分(レゾナックドーム大分)
- 第27節 8月17日(土) 19:00 vs 水戸(えがお健康スタジアム)
- 第28節 8月25日(日) 18:00 vs いわき(ハワイアンズスタジアムいわき)