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【503号】カルチャールーム – 円盤で時間旅行 嶋田宣明

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関西地方のご当地ソング 時代を巻き戻したサプライズ

FM791で始めた「コモエスタ辛島町」という番組が、今年で13年目を迎えました。当初から続けているのが、毎回テーマを決めて選曲する「嶋田セレクション」というコーナー。振り返るだけでもいろいろなテーマがあったのですが、時々スタジオレコードコンサートというくくりで、最近手に入れた昔のレコードを次々とかけるコーナーをやることがあります。ランダムに選曲するので、何がかかるか分からないという面白さもあり、これを楽しみにしてくれているリスナーの方も多いようです。

そんなスタジオレコードコンサートで最近かけたのが、今回ご紹介する榎谷おさむとシャイアン・エコーズの「アカナィショ」。関西地方のよくいわれるご当地ソングです。昭和44年、南海電車沿線の地域を歌ったこの曲は、方言で歌う歌詞の意味がよく分からないところと、河内音頭のような節回しが面白かったのです。

すると曲をかけた時に、とある関東地方のFM局のパーソナリティーの方から、すごく懐かしい曲がかかっているとツイートがありました。以前は関西地方に住んでいた方のようでした。かなりローカルな歌だったようで、しかも何十年ぶりかに聞いたのが熊本の番組。何で熊本からこの曲が?と、しきりに不思議がられていました。つないでくれたのはお互いの番組のリスナー同士。「面白い番組が」とネット上に流れたのがつながっていったのでしょう。SNSの時代が生んだミラクルだったのですね。

※今回紹介したレコードは12月24日(火)放送のFM791「昭和名曲堂コモエスタ辛島町」(16時~18時55分)で放送する予定です。

しまだ・のぶあき/1951年生まれ、熊本市出身。東京のデザイン会社でコピーライターとして社会人デビュー。帰熊後、広告代理店でコピーライター&プランナーとして活躍。現在はFM791「昭和名曲堂コモエスタ辛島町」(火曜・16時~18時55分)、RKKラジオ「昭和歌謡大作戦」(日曜・20時~20時55分)の選曲家、パーソナリティーを務め、幅広い年齢層に昭和の曲を届けている。

記事内の情報は掲載当時のものです。記事の公開後に予告なく変更されることがあります。

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この記事を書いた人

しまだ・のぶあき/1951年生まれ、熊本市出身。FM791「昭和名曲堂コモエスタ辛島町」(火曜・16時~)、同「ミッドナイトコモエスタ」(水曜・0時~)、RKKラジオ「昭和歌謡大作戦」(月曜・21時~)の選曲家、パーソナリティ。

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