【580号】すてきびと – クラフトビール専門店 代表　田上 晃子さん

日本をはじめ厳選した世界のクラフトビールを取り扱う、西日本最大級の専門店を営んでいます。20代の頃にアメリカやデンマークのクラフトビールにハマったという田上さんは、「果実などの副原料によって味わいにすごく幅が出るクラフトビールの魅力を伝えたい」と店を始めました。

同店は益城町、宇城市、八代市などとコラボし、県内各地の特産品を生かしたクラフトビールの開発も手掛けています。4月には、八代産の晩白柚（ばんぺいゆ）を使った「YACCHIROMAN BANPEIYU GOLD」が完成。「果汁のフルーティーさが強く感じられるので、『ビールは苦くて飲めない』という人にも試してもらいたい」。今後は八代産のバナナやシャインマスカットを使いシリーズ化を予定しています。

これまで開発した、自治体とのコラボクラフトビールは、ふるさと納税の返礼品に。「新たな特産品として定番化すれば、地域振興にもきっと貢献できるはず。コロナ禍で帰省ができない人も、特産品を使ったビールを飲んで、故郷を思い出してほしいです」