日本語が不得意な外国人を教習指導 言葉の壁をなくして安心を与えたい【すてきびと】
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熊本ドライビングスクール インストラクター 温 詩豪さん
熊本で暮らす外国人の運転免許取得をサポートしようと、温詩豪さんは昨年、インストラクター(教習指導員)の資格を取得。北京語、広東語、英語のスキルを生かして外国人教習生を指導しています。温さんが勤める「熊本ドライビングスクール」では5人の外国人従業員が教習指導員の通訳やテキストの翻訳、生徒募集などにあたっています。
温さんは大学時代を過ごした長崎で、自動車教習所に通いました。日本語は理解できましたが、交通法規など難しい用語や、たまに長崎弁が混じる教習指導員の言葉が聞き取れなかったそう。「母国語で指導してもらえたら、どれだけ安心かと感じました」
これまでに温さんの指導を受け、中国と台湾出身の3人が卒業しました。「彼らから『温さんがいてくれてよかった』と言われたことがうれしかった。日本語の能力を高めて、日本人にも教えられるようになりたい」と言います。
熊本での生活も3年目。「コロナ禍が落ち着いたら、県内に設置されているワンピース像10体をバイクで巡ったり、阿蘇をツーリングしたりしようと思っています」
Time Schedule
- 6:50 起床
- 8:30 出勤。教習車両の清掃と点検
- 8:50 教習
- 12:40 昼休み
- 13:30 教習
- 17:40 業務終了
- 18:00 帰宅。ドラマ鑑賞で日本語の勉強
- 23:00 就寝
Information
同社の外国人運転免許取得サポートについての詳細は下記で。
https://www.k-ds.net/international_blog/international