大切な人を自死で亡くした方に寄り添う 悩みや不安、つらさを安心して話せる場に【すてきびと】
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熊本県精神保健福祉センター 自死遺族支援事業相談員 小山 明日香さん
専門家の立場から、大切な人を自死で亡くした方の個別相談やグループミーティングのサポートを、月に数回行っている小山さん。「大切な人を亡くした悲しみや辛さは計り知れません。特に自死の場合、家族や周囲の人たちが『なぜ気付いてあげられなかったのだろう』と自分を責めるケースが少なくありません」と語ります。
小山さんが関わる取り組みは熊本県が2008年から実施している自死遺族支援事業の一環で、東区月出の県精神保健福祉センターなどで行われています。2カ月に1度のグループミーティングは予約なしで参加が可能。「この場が、安心して語り合い、さまざまな気持ちを分かち合う場となれば」と静かに見守る小山さん。
国内では年間約2万人、県内でも約300人の方が自死により命を落としています。
「相談は匿名でもお受けしていますし、話の内容が外部に漏れることはありません。グループミーティングでは他の参加者の話を聞くだけでも構いません。安心して参加してください」
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