犬や猫の保護・譲渡活動に従事 地域の人が動物と触れ合える場も作りたい【すてきびと】
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ドッグレスキュー熊本 代表 生松 義浩さん
動物保護団体を12年前に設立し、これまで犬1300匹、猫90匹を新たな飼い主へつないでいます。「県動物愛護センターで殺処分予定の子犬を3匹引き取った際、生後1~2カ月の犬の殺処分率が2割もあることを知ったのが活動のきっかけでした」
犬の散歩で自分も体を動かしたいという老夫婦には、体力に見合う小型犬を勧めたり、将来のことも考慮して猫を勧めたりすることもあるとか。最後まで責任を持って飼える環境になければ譲渡を断ります。「保護している犬や猫には愛を持って接するけれど、過剰には愛情を注がない」という生松さん。「一番居心地がいいのは里親の家で、うちは2番目でいい。新しい家族に愛されてほしいから」
里親を探しながら飼育モラルの啓発活動なども行っています。飼い主に動物たちの命の尊さや存在価値を認識してもらい、人間と動物がよりよい関係で共存できる環境がつくられることが生松さんの願いです。「将来は地域の子どもたちに犬との接し方を教えたり、近所の老人がお茶を飲みながら猫と触れ合えたりする場を作りたいですね」
Information
ドッグレスキュー熊本の活動や里親募集、支援などの情報はホームページで。
http://www.setup-jp.net/drk/