“メード・イン熊本”の革製品を全国に 次世代の育成にも意欲【すてきびと】
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革職人 Atelier kobito代表 西山 亮平さん
フルオーダーで作る革製品ブランド「Atelier kobito」を運営する西山さん。大学時代は好きなことを仕事にしたいと、洋服店でアルバイトを始めました。その店の店長とともに訪れた東京の展示会で革製品職人の技に心を奪われ、メーカーに直談判し、大学卒業後、職人としての修業を始めました。
「大量生産が当たり前の時代に、1枚の皮から一つ一つ手作業で作り上げていく革製品には、それぞれに“表情”がある」と、その魅力を語ります。5年余り経験を積み、2020年に熊本に戻って工房を構えました。故郷への思いが強く、「独立するなら熊本で」と決めていたそうで、ブランドロゴにも、「MADE IN KUMAMOTO」の文字が。
フルオーダーのため、バッグなどは完成までに1カ月半~2カ月を要しますが、「自分の価値観を押し付けず、お客さまの“作りたいデザイン”を形にしたい」とこだわりを貫いています。
一方で職人の高齢化が進み、業界の後継者不足は深刻です。「自分より下の世代の職人を育てるのはもちろん、学校などで実演も交えながら革製品作りの魅力を伝えたい」と意欲的です。
Time Schedule
- 9:00 起床
- 10:00 工房に到着、作業の準備
- 11:00 作業、依頼主との打ち合わせ
- 19:00 いったん閉店後もアトリエで作業
- 22:00 作業終了、帰宅
- 翌2:00 就寝
Information
ホームページ
https://www.atelier-kobito.com/
Instagram
@atelier_kobito_