商品を通じ環境を考える情報発信 自然に親しむ体験型イベントも【すてきびと】

無添加シロップのドリンクや調味料、化粧品など、環境と人に優しい商品を販売しています。

その中の一つ、天草生まれの自家焙煎（ばいせん）スペシャルティコーヒー「赤い月珈琲」は、プラスチックのふたやストローが不要な「バタフライカップ」で提供。「自然に帰るものや、できるだけごみの量が少ないものを選ぶ人が少しでも増えれば」と濱﨑さん。ほぼ毎日、県内いずれかのコープ（生活協同組合くまもと）店頭で販売しています。

開業のきっかけは、「以前勤めていた飲食店でオーガニック調味料に興味を持ったこと。大学で学んだ環境問題を再び考えるようになりました」「口に入れるものが体をつくっていくと再認識し、自分の消費行動も変わりました」

オーガニックコンサルタントの資格を生かし、お客さんに話をしたり、SNSで情報を発信したりしています。また、志を共にする仲間と、参加者に自然の素晴らしさを体験してもらうマルシェイベント「D‐FES」を9月から開催。

「1人でできることは限られますが、世代を超えて思いを紡げば、環境問題への意識も変わると思います」