アスリートを食の面からサポート 飽きさせない味付けの工夫も重視【すてきびと】
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ロアッソ熊本「翔馬寮(しょうまりょう)」寮母 藤本 有希子さん
育ち盛りの高校生6人をはじめ、22歳以下のトップチームの選手や寮監のスタッフなど12人が暮らすロアッソ熊本の翔馬寮。藤本さんは寮母として毎日の食事を担当しています。
中学生の頃、家族に作った食事を褒められたことが、料理に興味を持ったきっかけ。マラソンに取り組んだ学生時代、現在の会社の代表で調理師・フードコーディネーターの村野明子さんと出会い、食事面のアドバイスを競技に生かせたことも「アスリートをサポートできる人になりたい」という思いを強くした背景だと話します。
栄養バランスを考慮したメニューの考案はもちろん、それ以上に気を使うのが、飽きない味付けの組み合わせ。「練習後の食事を楽しみにしている寮生から『今日の夕飯は何ですか』と聞かれることも多いです。食後に感想を聞くのもうれしい」と表情を緩めます。
食事にとどまらず、寮という空間が選手たちにとって心地の良い場所となるようなノウハウを他のスポーツチームへ広げていくことも会社の目標。その実現に向け、「ユッコさん」は今日も、おいしい食事を作ります。
Time Schedule
- 4:20 起床
- 5:00 寮に出勤 朝食と弁当の調理
- 6:45 朝食提供 練習前の補食や夕食の仕込み
- 10:00 休憩、食事
- 15:30 買い出し
- 18:30 トップチームの選手に夕食提供
- 21:15 ユース選手に夕食提供
- 22:30 退勤
- 24:00 就寝
Information
翔馬寮で提供している食事や選手たちの様子はInstagram
(@roasso_kumamoto_shomaryo/)で見ることができます。