母子の日常 絶妙な距離感で描写【つんどく よんどく】
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ちょっと踊ったりすぐにかけだす
「ポケモンスリープ」を始めてから起床が早くなった。生活も改善したような気がする。マメに掃除し、朝食に手間をかけ、コーヒーを豆からひいたり。「これが丁寧な暮らしってヤツか…」と調子に乗ったりしている。
今まで不健康だった分、こう健全になれば気も晴れるはずだが、あまりそうでもない。引っかかりがある。それは、今もパレスチナでは子どもの命が奪われ続けているとか、そういったことがふと頭をよぎるせいだ。
そんなモヤモヤも、この本を読めば少し楽になる。著者である母と子ども2人の暮らしの日記なのだが、観察するような絶妙な距離感で描写される日常がおかしい。「クイズの脇が甘い」とか、そういう言葉に何度も笑ってしまう。
同時に泣きそうにもなる。子どもとの時間のかけがえのなさ、そのきらめきを鮮やかに捉えた文章に触れるから。大げさなことを言うが、全ての子どもがこんなふうに大切にされてほしいと思う。それができない世界に、一体何の価値があるのだろう。
紹介するのは
最近はRIIZEを追ってます。あとポケモンスリープのフレンドを探してます。よろしくです。