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「独身証明」で安心婚活【荒木直美の婚活コラム「婚喝百景」78】

イラスト/もりのともしび

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マッチングアプリはプロフィール詐称に注意

「布団の中ですっぴんでもできる婚活」と呼ばれ、手軽に婚活を始められるツール「マッチングアプリ」
しかしその手軽さから、個人情報を偽って登録し、トラブルになるケースが相次いでいるといいます。

実は、婚活現場でよく相談されるのが、「独身だと思って交際したら既婚者だった」というもの。
私は「〝既婚者トーマス〟はお断り!」と独身者たちへ注意喚起しています。

マッチングアプリの運営会社も、こうした不正利用者への対策を行っています。
最近始まった画期的なサービスが、マイナンバーカードを使った「独身証明」です。
証明を希望する利用者について、マイナンバーカードから独身だという情報を取得し、プロフィールに「独身証明済みマーク」を表示します。

これまでの証明手続きは「独身証明書」を使うものでした。
独身証明書は、本籍地のある市区町村でのみ発行可能で、役所を直接訪れるか、郵送で請求する形で取得しなければなりません。
特に郵送の場合、手続き完了まで最長で2週間かかり、手数料300円に加えて郵送費も必要となるため、ユーザーの大きな負担となっていました。
それがマイナンバーカードを使えば、スマホのマイナポータルアプリから、時間や場所を問わず手軽に独身証明が完了できるようになりました。
スマホとマイナンバーカードさえあれば、プロフィールにすぐに「独身証明済みマーク」を表示できるようになるのです。

今回のサービス開始によりアプリ内で「独身偽装」を見抜くことができるようになりました。
プロフィールから相手が「本当に独身かどうか」を一目で確認できるため、安心して気になる相手とコミュニケーションを始めることができます。
また収入についても、証明機能を実装している民間のマッチングアプリ会社もあるようで、プロフィール詐称のリスク軽減にもなります。

独身証明をすることは「私は真剣に相手を探している」と、本気の恋愛と結婚願望を相手に伝えられるというメリットもあります。
熊本市と12の近隣市町村(宇土市、宇城市、合志市、美里町、高森町、西原村、南阿蘇村、御船町、嘉島町、益城町、甲佐町、山都町)が共同で運営する「くまもと出会いサポートセンターKumarry(クマリー)」でも、日本の自治体で初めてマイナンバーカードを活用した独身確認サービスを開始しました。

出会いのデジタル化が進む今、安心安全に対する機能拡充がユーザーに選ばれる要因となっているようです。

なりすましに注意!
独身確認お忘れなく

記事内の情報は掲載当時のものです。記事の公開後に予告なく変更されることがあります。

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この記事を書いた人

熊本市を中心に31万部戸別配布のフリーペーパー「くまにち すぱいす」がお届けする、熊本の暮らしに役立つ生活情報サイトです。

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