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映画「兄を持ち運べるサイズに」ウソで家族を振り回し続けた兄の知られざる真意とは?

(C)2025 「兄を持ち運べるサイズに」製作委員会
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映画「兄を持ち運べるサイズに」 11/28(金)公開

作家の村井理子が自身の体験をつづったエッセー「兄の終(しま)い」をもとに、映画「湯を沸かすほどの熱い愛」の中野量太監督が家族愛を描いた人間ドラマです。

理子(柴咲コウ)に突然届いた、兄(オダギリジョー)の急死の知らせ。マイペースで身勝手なので長年疎遠だったものの、兄の唯一の引き取り手である理子は、兄が住んでいた宮城に向かいます。兄の元妻・加奈子(満島ひかり)母娘と共に兄の後始末をするうちに、理子は自分が知らなかった兄の一面に気づきます。

オダジョーのクズ男ぶりはハマり過ぎで笑いすら誘います。家族に対する本当の思いが明らかになってくるにつれ、クスクス笑いとじんわり涙の波状攻撃が続き、ファンタジー的ともいえるクライマックスは笑いながら泣ける名シーン。

理子たちと同様、家族を見つめ直したくなる、爽やかな人間ドラマです。

(フリーライター 上妻祥浩)

映画「兄を持ち運べるサイズに」上映館

※スケジュールは上映館にお問い合わせください

  • TOHOシネマズ熊本サクラマチ・はません・宇城・光の森
  • イオンシネマ熊本
  • 熊本ピカデリー

記事内の情報は掲載当時のものです。記事の公開後に予告なく変更されることがあります。

(C)2025 「兄を持ち運べるサイズに」製作委員会

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この記事を書いた人

映画解説・研究者、フリーライター。映画検定1級。熊日から「週刊文春CINEMA」まで神出鬼没。RKKラジオ「ニュース515プラス」毎月第1金曜日に出演中。家ではチワワとウーパールーパーの飼育員。『シン・ゴジラ』に出ていることだけが自慢。

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