新たな拠点・熊本の人々のために 陸上を通じて地域の活性化を【すてきびと】

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エールランニングクラブ 熊本エリア 代表
窪田 忍さん


1991年、福井県生まれ。高校で陸上を始め、インターハイや全国高校駅伝などに出場。駒澤大では、大学三大駅伝(出雲、全日本、箱根)全てで区間賞を獲得。卒業後は、トヨタ自動車、九電工に所属。2024年に現役を引退し、熊本へ移住。大津町在住。妻は陸上実業団の前田彩里選手。
大学時代、箱根駅伝で2年連続区間賞を獲得するなど、高校、大学、実業団と陸上長距離で活躍した窪田さん。現役引退後、妻の実家がある熊本に拠点を移し、さまざまな形でランニングの普及に携わっています。
窪田さんは県民総合運動公園などを拠点に練習するランニングクラブの代表として市民ランナーや子どもたちを指導しているほか、今年3月からは熊本大学陸上競技部長距離ブロックのコーチに就任するなど、熊本の陸上界に新しい風を吹かせています。「自分が陸上を通じて培ってきたものを、お世話になっている熊本に還元できれば」と話します。大津町の部活動の地域展開コーディネーターを務める一方で、今秋新たに始まる市民ランナー向けのトラック種目イベントの立ち上げなど、地域の取り組みにも積極的に関わっています。さらに、熊日郡市対抗駅伝や熊本城マラソンに市民ランナーとして参加し、“走る楽しさ”も伝えています。
「(熊本の)陸上や地域を盛り上げていきたい」と意気込む窪田さん。指導者、市民ランナーなど、さまざまな立場で新たな“ゴール”を目指します。


Information
エールランニングクラブHP