ゲストハウス開業の夢を実現 実家のように過ごしてほしい【すてきびと】

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ゲストハウスオーナー
永野 勇太さん


1982年、福岡県生まれ。2003年、ワーキングホリデーでニュージーランドへ。07年からタイ、ベトナムで料理を学びながら東南アジアを周遊。帰国後、東南アジア料理の移動式屋台営業を経て、12年、熊本市東区にタイ料理店「路家 JiccA(じっか)」を開業。同市で妻と4人の子どもと暮らす。
人気のタイ料理店「路家 JiccA」を営む永野さんは2月、隣にゲストハウス「Poo & Mee(ポー&メー)〜JiccA NO HOTEL〜」をオープンしました。「20代にバックパッカーで東南アジアを周遊中にお世話になったゲストハウスを、自分でやるのが夢でした」
タイ語で名付けられた宿名「Poo& Mee」の意味は「パパ&ママ」。若者たちに家族のように接し、実家のように過ごしてもらいたいとの思いを込めています。オープンして3カ月後、一人旅で宿泊していたフランス人の青年から「血を吐いた」とメールを受けた際には、車で駆けつけ救急外来に同行したとか。幸い大事には至らず、翌日に青年が退室した部屋にはお礼の手紙を添えた酒の袋が置いてありました。「ワインかなと思ってボトルを取り出すと日本酒。笑い声がこぼれました」
常にやりたいことを模索しているという永野さんは、亡くなった母親の年齢に近づき「もうすぐ死ぬんだよ」と自分に問いかけるそう。「人生は有限だと自覚するためです。やらずに後悔したくないから。次はカフェを構想中です」と明るく話してくれました。


Information
タイ料理店「路家 JiccA」とゲストハウス「Poo & Mee」の詳細はInstagram(@jicca0423)で





















