観察の方法を学べば知識も身につく【つんどく よんどく】

秋田麻早子著
2035円 B6判 朝日出版社
目次
絵を見る技術
美術館に行くたびに、展示された絵を見て「ほぉ~」と分かったような顔するくせに、結局の感想が「良かった」とか「なんかすごかった」みたいなことしか出てこない、私のような人間にうってつけの本だ。
芸術に限った話ではないが、何かを理解しようとする時に「考える」という行為は重要だ。しかし、では「どうやって考えればいいのか」をしっかり教わる機会は少ない。本書はそれを実践的に教えてくれる。必要なのは「観察」、そして「知識」だ。
人は普段、いかに物事を見ていないか、ということをまず突きつけられる。何かが分からない時は、おそらく観察すらできていない場合が大半ではないだろうか。
だがこの本があれば大丈夫! 丁寧な解説とともに観察の方法を学ぶことができて、それを繰り返せば知識も身に付く。面白い上に応用も利く技術なので、みなさん読みましょう!
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