直観や偶然を信じ、未来に希望を持つ【つんどく よんどく】

パウロ・コエーリョ著 山川紘矢・山川亜希子訳
文庫版 角川書店 836円
目次
アルケミスト 夢を旅した少年
羊飼いの少年サンチャゴは、アンダルシアの平原からエジプトのピラミッドに向けて旅に出ます。そこに彼を待つ宝物が隠されているという夢を信じて。
長い時間を共に過ごした羊たちを売り、砂漠を越えて、少年はピラミッドを目指します。「何かを強く望めば宇宙の全てが協力して、実現するように助けてくれる」と信じ、前兆に従い、自分を信じて、自分の旅を続けるのです。
読んでいる間、私の心は少年と共に冒険の旅へ出ていました。直感や偶然を信じたくなる感覚や、未来に希望を持ってワクワクする気持ちが、自分の中から引き出されるようでした。そして大切なものはどこにあるのか、旅の最後に気付くことができるのです。
今何かに挑戦している人や夢を追っている人、人生の中で転機を迎えている人へ、大きな「一歩」を踏み出す勇気を与えてくれる一冊です。
今回の担当は


JPIC読書アドバイザー。精神世界、コミック担当。ブックカルテで本の選書サービスやってます