MENU
会員サービス

【沖昌之の湯島日記②】ボス猫「ロースさん」

ⓒ沖昌之

猫写真家の沖昌之さん=東京都=は、熊本県上天草市の湯島をたびたび訪れ、見たことがないような島猫たちの日常をカメラに納めている。お気に入りの写真とエピソードを寄稿してもらった。
(5回続き、毎週金曜日アップ)

湯島を語る上で欠かせない存在、ボス猫の「ロースさん」。
普段は天草漁協湯島出張所のカウンターで堂々と寛ぐ姿が印象的ですが、テリトリーをのっしりと歩き回り、余裕たっぷりに見回りを行う姿もまた彼らしい。むやみにけんかを仕掛けることもなく、小さな猫にも威嚇せず、誰が見ても慕われる真のボスでした。

そんな威厳あふれる一面を撮影するチャンスはあったものの、ぼくはつい彼のゆるい瞬間ばかりを追いかけてしまいます。

この写真は、階段にもたれかかり「ちょっと疲れたかな」と休憩しているような一枚。ほんのり舌が出ている愛らしい表情は、個人的にお気に入りの瞬間です。(2020年撮影)

おき・まさゆき 1978年神戸市生まれ。会社員を経て、2015年に独立。「ぶさにゃん」「必死すぎるネコ』シリーズなど著書多数 

インスタグラム@okirakuoki
新著「これネコ それネコ?」(インプレス) 

記事内の情報は掲載当時のものです。記事の公開後に予告なく変更されることがあります。

この記事が気に入ったら
フォローしてね!

よかったらシェアしてね!

目次