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【スタッフ猫話】あなたの「推し猫」も見つかる? 熊本の猫島・湯島「猫図鑑」が完成、ライブカメラに頻出する24匹を網羅 島民200人に猫250匹の島

「こつめ」(左)と「くっきー」

「猫島」として知られる熊本県上天草市の離島・湯島で、定点ライブカメラに登場する猫たちの名前や性格が分かる「湯島猫図鑑」が完成しました。熊本日日新聞社が運営するウェブサイト「くまにちすぱいす」の特設ページ「猫島ありのまま」で公開しています。
図鑑では、カメラに映る主な猫24匹の柄や生年月日、名前の由来や特徴、ユニークなエピソードを網羅。一匹一匹の個性を知ることで、ライブカメラの楽しみ方がさらに広がりそうです。

ライブカメラは熊本日日新聞社が上天草市の協力を得て7月に開設。YouTubeチャンネル「湯島猫島ありのまま」と特設ページで24時間配信しています。定期船発着所近くの猫スポットにカメラを設置しており、木陰のベンチでくつろいだり、元気に駆け回ったりする猫たちの「ありのまま」の姿を見ることができます。

湯島は島民約200人に対し、それを上回る約250匹の猫が暮らしています。島民は「人と猫との共生」を掲げ、ほぼ全ての猫に名前を付け、ワクチン接種や去勢・不妊手術といった健康管理まで行う地域猫活動に島を挙げて取り組んでいます。「猫図鑑」から、個性的な猫の一部を紹介します。

あなたの「推し猫」も見つかる?

▼伝説のボスの子孫 “メタボン”  「ボン」(オス、2020年6月生まれ、キジ白) 【名前の由来】幼い頃は目立った特徴がなく「平凡」だったことから。 【特徴】港界わい一番のぽっちゃり体形。ハチワレ模様が左目に寄り、口の左上に小さな茶色の点がある。両前脚は真っ白。 【エピソード】伝説のボス猫「ロース」の子孫。体がどんどん丸くなり〝メタボン〟の別名も。丸すぎるあまり、坂道を転がっていたという猫らしからぬ目撃談もある。

▼おでこに点、僕の名前は? 「てん」(オス、2020年春生まれ、白・黒斑) 【名前の由来】おでこにある黒い「点」から。 【特徴】おでこの左側に大きな黒い点があり、口元の左側にも、ほくろのような小さな黒い点がある。しっぽは黒色で短い団子状。 【エピソード】見た目の特徴から一発で名前を覚えられる。天真らんまんでマイペースな性格。野性味のかけらもない大胆な寝相がSNSで人気になった。

▼元気いっぱい島のアイドル兄妹 「くっきー」 (オス)&「 こつめ」(メス) (2025年4月14日生まれ / くっきー:黒、こつめ:サビ) 【名前の由来】母親が「ステラ」という名のため、くっきーは洋菓子ブランド「ステラおばさんのクッキー」から連想。こつめは当初「マフィン」の予定だったが、顔がコツメカワウソにそっくりだったため変更された。 【特徴】くっきーは尾が長く、おなかに白い毛がある。こつめは明るめのサビ柄。 【エピソード】くっきーは食いしん坊で甘えん坊、こつめはしっかり者でマイペースな性格。2匹で元気いっぱいに遊ぶ姿がライブカメラにも頻繁に登場する。

特設サイト「猫島ありのまま」では猫図鑑のほか、猫写真家の沖昌之さん(東京都)や湯島で地域猫活動に取り組む「湯島猫部」部長の林愛子さんらのブログも掲載中です。公式インスタグラム「熊日猫島(@kumanichi_nekoshima」では、ライブカメラ以外の場所にいる猫たちの動画も数多く紹介しています。

◇湯島メモ 有明海のほぼ中央に浮かぶ周囲約4キロの離島。天草・島原の乱(1637年)では、天草四郎らが作戦会議を開いたとの言い伝えから「談合島」の別名を持つ。マダイやウニ、天然ワカメなど海産物が豊かで、幻の大根といわれる「湯島大根」も特産品。上天草市の江樋戸(えびと)港との間で定期船が1日5往復運航している。

記事内の情報は掲載当時のものです。記事の公開後に予告なく変更されることがあります。

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