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人間と自然のあるべき関係とは【つんどく よんどく】

ほんとの野菜は緑が薄い 著者:河名秀郎 日本経済新聞出版 新書判 990円
ほんとの野菜は緑が薄い
著者:河名秀郎 日本経済新聞出版 新書判 990円

目次

ほんとの野菜は緑が薄い

著者は子どものころ、お姉さんを病気で亡くし、そこから健康や自然について関心を持ち、勉強するようになったそうです。そして現在は、自然栽培野菜の流通に尽力されています。

野菜を選ぶ時、なんとなく色が濃い方が栄養ありそうと思って選んでいませんか? 私は本書を読んで、「なんとなくそうだろう」と思っていたことについて、「実はそうだったのか!」と常識を覆されました。

「買った柿は腐るが、庭先の柿は枯れる」など、「腐る」と「枯れる」の違いからもいろいろ学べます。土と野菜の関係からは、人間と自然の関係がどうあるべきかも見えてきます。

人間は病気から治る過程で、さまざまな症状が出ますが、土や野菜が元気になっていく過程でも、一時的にいろんな症状が起きるそうです。人間も自然の一部だと本当に感じることができます。

「今よりもうちょっと健康になりたい」「自然なものに引かれる」─。そういう方々に、ぜひ読んでほしい一冊です。

紹介するのは

長崎書店 石川 龍一さん

JPIC読書アドバイザー。精神世界、コミック担当

記事内の情報は掲載当時のものです。記事の公開後に予告なく変更されることがあります。

ほんとの野菜は緑が薄い 著者:河名秀郎 日本経済新聞出版 新書判 990円

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この記事を書いた人

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