9月の作品:お題「嵐」
孫から電話、嵐の前触れ、覚悟する
嵐去り 物価が上がり 金もさる
渦巻きが 家計も回す 火の車
ため息が 日ごとに増える 嵐かな
黙り込む 永田町に 嵐来い
物価高 我が家に来た 大嵐
一張羅 嵐起こして みたくなる
つかの間の 嵐ココロを 整える
過去の傷 嵐連れ去る 浄化する
サヨナラの 手紙に嵐 吹き荒れる
ロマンスに 嵐もれなく 付いてくる
いくつもの 嵐を受けて 母となる
久しぶり 忘れたころの 雨嵐
嵐の夜 父はいずこに 行ったやら
心配だ 嵐に耐えぬ 安普請
天気図が やたら嵐を 連れてくる
米売場 嵐のように 売り切れた
嵐だと 予報士軽く 言う画面
いつまでも 値上げの嵐 吹きやまぬ
増税の 嵐の中で どう生きる
指一本 SNSに 嵐連れ
嵐避け 逃げ込む趣味の 港あり
定年の 直前何で 吹く嵐
外は晴れ家の中では妻嵐
パリパラで嵐のように金メダル
秋紅葉行ってみたいな嵐山
嵐吹く永田町での総裁選
夏終わり嵐の日々が始まった
トゲを立て妻に似ているヤマアラシ
嵐山渡月橋での串団子
嵐呼ぶ禁句の言葉で妻激怒
同世代ARASHI休業俺有給
嵐来る予報に従い待機する
嵐来た!子等が指差す妻の顔
砂嵐過ぎて化粧を直す妻
嵐来る!準備夜中にオレ一人
嵐来る予報にオレが人柱
嵐過ぎ飛んだ?と妻がオレの髪
嵐来る休校願う子が二人
嵐来て居間に家族が久しぶり
物価高 嵐とともに 飛んでいけ
ちょっと待て 桜散らすにゃ 早すぎる
行く先が 分からぬ妻と つむじ風
花も嵐 金婚式の 夢舞台
雪の中 隣りも助かる 宿探し
任されて 寝込むジジババ 孫台風
四畳半 宿題にした 神田川
富士登山 信仰観光 消え残り
モナリザの 微笑み未だ 未完成
未完成 宿題の無い 大歓声
千手観音 まだまだいける 二刀流
嵐避け 妻にはすべて 御意とする
もう見れぬ 嵐全員 コンサート
妻激怒 嵐台風 なんのその
嵐と子来 去るもの嵐 子と金と
休校で 外より内が 大荒れに
我が台風 予想進路は 夫向き
嵐去り あと片付けで 二の嵐
日々嵐家族 されど台風接近 一致団結
嵐来て 保身にはしる 家族見た
家崩壊 あと3日早ければ
踏み越えた 花や嵐は 過去のもの
娘の反抗期 頭も心も嵐の中
孫の姉弟ゲンカ 嵐が去るまで知らんぷり
新幹線止まるだなんて聞いてない
バス代行ゾンビの列が吸い込まれ
翌朝は道に散らばる傘の死骸
ドタキャンは嵐のせいと言い訳し
マンホール水が吹上ふたが飛ぶ
暴風雨学校行けば休校日
停電でクーラー止まり熱帯夜
踏み越える 素足でパパの 腹ボテを
働けぬ 身を雨濡らし タダ歩く
200表の 米と引き換え 湖水譲る
伊勢南紀 山を越えなきゃ 行きつかぬ
夏祭り 見よう見まねで 太鼓打つ
あれはあれ そうよあれだな 意味わからん
嵐の日 話和輪って 踊る母
ライドシェア 車椅子なら トラックで
嵐中 飛んでる杖を 這って追い
嵐中 ドア閉めるたび 足はさみ
コメ高い 大臣備蓄 知らぬ顔
総理決め 献金騒ぎ 何処行った
マスク外し 冷めてしまった 鼻毛ナガ
4番欠く 監督同情 龍も泣く
号泣 出れない人は 泣けないよ
笑いなんて 思っていても ふと笑う
心から 笑ってみたいな お笑いで
よく言うね そんな顔して 人のこと
川柳で 笑えるなんて マジムズイ
よう書けた 十の川柳 魔じムズイ
眉上がる 妻は嵐の 二秒前
苦労して とったチケット 露と消え
またゴルフ 妻は朝から 暴風雨
台風の 目だと言われて 二十年
千キロも 離れているのに 暴風雨
若いころ 言われた嵐を 呼ぶ男
追及の 嵐をいなす 永田町
ノロノロの 嵐に避難と 非難する
まだまだと 母から教わる さしすせそ
洗濯の NGリスト ティッシュ入り
嵐来るその度たまるカップ麺
福嵐 孫台風で 福疲れ
あり過ぎて 困る嵐と ニセ動画
温暖化 嵐と酷暑が 示してる
嵐備え 酷暑備え 地震備え
竜巻と 嵐が頻発 してる夏
大暴れ台風10号大迷走
総理選爪を゙隠して雨嵐
大嵐裏金疑惑ひた隠し
総裁選裏金嵐我しゃ知らん
暴風雨地震列島はちゃめちゃ
お買い物 セルフの嵐 行こごてなか
突然の 大泣き夜泣き 子は嵐
強風で 無造作ヘアの 人ばかり
いつの間に 四十がらみの 嵐達
目に入った 嵐の前の 静けさよ
異次元の嵐が多い温暖化
今日もまた嵐の予感午前様
旧ジャニは勘弁してとパリ五輪
嵐吹き 神さま逃げる 夢を見る
台風も女性名前のころがいい
豊作の約束 嵐連れ去りぬ
嵐去り 空の高さで 秋を知る
しゃべらない 妻に嵐が 吹く予感
風雲 急を告げる 誤送信
永田町 嵐の前の 静けさよ
首長く 嵐復活 待っている
妻からの 電話メールに 首竦む
怖いのは 怒らないから 言ってごらん
各々方わしこそ嵐寛寿郎
早退の前に一過の肩透かし
あストームらタイフーンしモンスーン
人生の 嵐に耐えた 深い皺
怒りだす 妻の嵐は やり過ごす
嵐とは 孫はアイドル オレ台風
女房の 嵐予感し 避難する
幾度の 嵐も吹いて 共白髪
列島に 爪痕残し 嵐去る
待てばいい 嵐の後は 晴れが来る
口喧嘩 嵐のような 攻め言葉
嵐来い 不沈空母の 列島だ
永遠の スターは嵐を 呼ぶ男
嵐来る予感茶碗を洗う音
嵐去り復旧障子の穴塞ぎ
嵐でも歌って踊る方がいい
花クリア 踏み越えられぬ 負の嵐
柿あけび 嵐持ち去る 飢えしのぎ
あれはあれ そうあれだねと あれ嵐
嵐発 歌謡に踊り ねっ亜紀さん
鈍感と 不手際結果 喝嵐
訪ねると スタッフ扱い 涙嵐
孫の勝ち 嵐なければ 晴れもない
物嵐 地震津波の 常備品
盛り嵐 イチゴ抱く富士 カキ氷
小遣いの 嵐やなんや 盆玉て
台風に つけてやりたや 妻の名を
嵐すら 期待できない 党首選
荒れ模様 昔は嵐 今ゲリラ
温暖化 持続可能な 雨と風
カミさんが静かにしてる三分後