雪の結晶や雪遊びなど、ワクワクがいっぱい! 冬が楽しくなる絵本【子育てラボ】
[VOL.550]楽しむ
雪の日の胸が高鳴るような気持ちを描いたものや、心がほっこりと温まるお話など、寒い冬にこそ親子で読んでほしい絵本を紹介します。
教えてくれたのは
『きらきら』
谷川俊太郎/文
吉田六郎/写真
アリス館 1100円
対象年齢:3歳以上
「きれいだね」という言葉で始まる、顕微鏡で撮影された雪の結晶の写真と詩が織りなす写真絵本です。肉眼では見ることができない、さまざまな形の雪の結晶を、ぜひ細かい部分まで観察してみてください。自然が生み出す美しさと不思議さを感じながら、いつまでも見つめていたくなる一冊です。
『ゆきのひ』
エズラ・ジャック・キーツ/作・絵
木島始 /訳
偕成社 1320円
対象年齢:3歳以上
目を覚ましたら、窓の外は一面の雪景色。ピーターは赤いマントを羽織って家を飛び出し、地面に足跡をつけたり、木に積もった雪を落としてみたり、一日中雪遊びを楽しみました。雪の日のワクワクする気持ちが素朴な切り紙や貼り紙で表現されています。きっと、雪の日が待ち遠しくなりますよ。
『てぶくろがいっぱい』
フローレンス・スロボドキン/文
ルイス・スロボドキン/絵
三原泉 /訳
偕成社 1320円
対象年齢:4歳以上
双子のドニーとネッドが赤い手ぶくろの片方を落としたことが町中の噂になり、赤い手ぶくろの落とし物が続々と二人の家に届けられます。やがて引き出しいっぱいになった赤い手ぶくろ。二人は本当の落とし主を探し出すことになり…。なくした手ぶくろをめぐる、思いやりあふれるやりとりに、ほのぼのとした気持ちになれるお話です。
『くんちゃんのだいりょこう』
ドロシー・マリノ/文・絵
石井桃子/訳
岩波書店 1100円
対象年齢:4歳以上
冬ごもり前の子グマのくんちゃんは、暖かい南の国に渡る鳥を見て、自分も行きたくなります。お父さんとお母さんに見送られて旅立ちますが、帽子や双眼鏡、水筒など忘れ物を思い出しては何度もおうちへ戻るくんちゃん。果たして、南の国へ渡ることができるのでしょうか。冬を楽しく過ごすために、あなたなら何を準備しますか。